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学園ご意見所X
官能リレー小説 - 学園物

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学園ご意見所X 131

クチュクチュ、ネチャネチャ、お互い濡れ濡れになって絡み合う。一番大好きな人と過ごせる幸せな時間。

「あんなの見せられたらムラムラしてくるよ」
「じゃあ潤くんに抱かれに行こうか」
「うーん、もうちょっとこうしてたい」
しばらくは翼とイチャイチャ。とても幸せな時間でした。
みんながいい関係になれるように愛華センパイが企画した「夏合宿」、大成功といって良いのでは。私も楽しかったです。



身も心も充分満たされた夏休みが終わり、2学期が始まった。
私はノナちゃん、トッコちゃん、りっちゃんとともに翼たちのクラスに編入。担任も麗さんだし何より翼を筆頭にクラスの皆が優しい。

以前の担任だったアンリ先生は真瀬淳子さんというパートナーを支える為教師は辞めてしまった。寂しいけどお二人ともお幸せに。また遊びに来るよ、と言う淳子さんの言葉にも期待しよう。


2学期が始まって、ある日の放課後。
私はこころ先生のカウンセリングルームに向かう。

「やあヒナちゃんいらっしゃい」
「こころ先生、聖來さん、なんか大変なことになってたんですね…」
聖來さんが夏休みにご一緒できなかったのは、単に仕事が忙しかったから、だけではなかったのだった。

例のリゾートお泊まり会の直後に出た週刊誌の記事がきっかけだった。
それによると聖來さんがキャスターを務める報道番組で、コメンテーターの学者だか大学教授だかからセクハラ発言をされていたこと。

そしてもう一つが聖來さんと、その同期の女子アナ合わせて3人が先輩女子アナからの社内イジメに遭っていたこと。聖來さんの同期2人はアナウンサーを辞めてしまった、と記事にはあった。

「聖來ってあのオジサンの一件もそうなんだけど、他人には黙って、そういう辛いところを見せない強い子だからさ…」
「ああ…」

「そうそう、聖來はひとりで頑張りすぎちゃうから心配だよね!私も一緒にバラして訴えようぜって持ちかけたのに、迷惑かけたくないからって…あの子はひとりでなんでも…」
「お前はいろいろはっちゃけ過ぎだけどな」

突如ベッドの奥から現れたモデルみたいな美人さん。というか…

「えっ、と、佐久間ナナさんですよね!?聖來さんの同期で女子アナ辞めたっていう……で今はタレントに転身して…なんでここに!?」
「大学の頃に仲良くなった親友だよ。聖來共々…うるさいけどいい奴だし」
「あー、こころ先生ともですかあ」

ナナさんはニコニコしながらこころ先生の頭をナデナデする。
見た目通りと言うか、こころ先生の友人はみんなこう言う対応なのだ。

「今日は淳子さんを見習ってこころんを嫁に貰いに来たのよ」
「あー・・・行き遅れる前にサッサと貰っちゃってください」
「行き遅れる前提なのぉっ?!」

砕けた感じでそんな事を言うナナさん。
報道番組の固い表情からバラエティに進出してかなりフランクに見えていたけど、そっちが素のようだ。

「しかし、噂の西浜さんに会ってみて思うけど・・・やっぱ、オーラが違うよね」
「でしょ!」

ナナさんが私の事を知ってるとか・・・
どこからそんな情報が行ったのだろう。

「もしかしてオーラの出処はここですか?」
「うん、こころんには一生望めない素晴らしいおっぱいだけど、そこじゃないわよ」
「こら!私だってそれなりはあるんだ!」
「A Aじゃないの?」
「Aだよ! A!」

おっぱいのサイズは・・・
こればっかりは仕方ない。
ただ、大きければいいと言う訳では無いと心から言いたい。

「こころんの魅力はおっぱいじゃないんだから」
「だからってそこを凝視するのはやめてもらえる?」
ジト目になってるこころ先生。しかしお二人の仲は良いことは明らかです。

「私はこころんの側にずーっといるからっ。ローカルで頑張るのも良いかもね」
「あれ、ナナさんってもしかして…」

そこでカウンセリングルームの扉が開く。
やってきたのは麗さん。背後からこっそり愛華センパイがいますが…バレバレですからね?

「佐久間先生、よろしくお願いしますね」
麗さんが放った一言に思わず面食らう。

「先生?」
「コイツも一応教育学部卒だからね」

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