学園ご意見所X 125
改めて愛華センパイは普通じゃないんだなと思わせてしまう。あの時に狂わされなかったら…とも思うけど、それを優しくカバーしてくれる三笠くんにああやって愛されてるから幸せなんだろう。
「大好きな人に愛されるって、何よりの幸せだよね」
「そうですね」
友梨奈センパイと外へ出る。
「あれ、ノナちゃんも休憩中?」
「うん、今は唯ちゃんの番だから」
こちらもこちらで幸せそうな顔だ。
ノナちゃんも裸。
股間の様子から事後なのは分かるからおトイレで出てきたのかもしれない。
その辺りは友梨奈センパイと同じ気がする。
そしてやっぱり、ノナちゃんが驚いたのは友梨奈センパイの背中。
そりゃあ見事な和彫りを背負った女子高生とか、普通はいない。
まあ、ここには普通な女子が少ないのだが。
「実は友梨奈サンはセックスヤクザだったんですよ!」
「ちょっ?!先輩ヤバいです!」
おどけてそう言う友梨奈センパイにノナちゃんが笑う。
本物のヤクザではないが、セックスヤクザと言うのは当たってる気もしなくない。
「おトイレでしょ?連れションしよ!連れション!」
「そーですね!おトイレどこですか?」
「何言ってるの?海に直接だよ」
「うえっ?!」
そんな会話を聞きながら確かにと思う。
多分高級なクルーザーだからおトイレぐらいあるだろうけど、こんな開放感ある場所だからそれでもいいんだろう。
「じゃあ、ヒナちゃんもいこ!」
「うへっ?!」
私まで誘われるとは・・・
まあ、別に拒否はしないけど。
再びクルーザーの外に出る。
空は青く雲ひとつない。
「この大きな海に我々の聖水を放つのさ!!」
「おおおお!!!」
友梨奈センパイテンションが行方不明になってます。それについていくノナちゃんなかなか大物。というか、だいぶこちら側の空気に慣れて来ましたな。
「はい、ヒナちゃんも!」
「元気ですねぇ」
お魚さんには申し訳ないけど、こんないい顔した友梨奈センパイ見たら断れないよなぁ…
私もさっきのトッコちゃんの絡みで裸なので船の梁に腰掛けてご開帳。
こんなのは先にやってしまった方が恥ずかしくないのは愛華センパイ達の付き合いで学んできた。
「おおっ、ヒナちゃんったら大胆!」
「顔はロリロリなのにオマタは超大人よね!」
よく分からない友梨奈センパイとノナちゃんの合いの手。
そんな合いの手を受けながら私は下腹部の力を緩めた。
ジョロロと放物線を描いた黄金水が海に降り注いでいく。
自分で思ったより勢い良くて少し笑ってしまう。
と同時に開放感が半端ない。
「気持ち良さそうねぇ・・・そう言えば昔よく人前で放尿させられたけど、あれ密かにクセになってたわ」
「そんな事を?!・・・私もした事あるけど・・・」
友梨奈センパイのは完全に虐めのやつ。
ノナちゃんのはプレイの一環だろう。
そう言えば私もイケメン先生にお母さんと揃って放尿を見られたけど、これは男子では一般的な趣味なのだろうか・・・
今度潤くんに聞いてみよう。
その夜、みんなで夕食パーティー。
桜木先生の別荘なのだが、とてつもなく広い。会場だと言われて思わず呆然としてしまったほどだ。
真奈美ちゃんが釣り上げたお魚もお刺身、天ぷら、フライとふんだんに調理され振る舞われました。
とても美味しい。
そんな真奈美ちゃんはちょっとボーッとした様子。