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学園ご意見所X
官能リレー小説 - 学園物

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学園ご意見所X 113

ランナー一掃の逆転サヨナラタイムリー。
チームメイトに揉みくちゃにされる山本選手。
感動的な程いい試合に、聖來さんと淳子さんが手を取り合って喜ぶ。

「まあ、残念だったな・・・仕方ないから今晩はベッドで慰めてやるぜ」

そう言って梓センパイと翼を抱き寄せておっぱいを揉む霧香センパイ。
最初の賭けはどこへやら、落ち込む2人を霧香センパイがお持ち帰りのようだ。

「今日は彼、きっと激しいわ」
「でしょうねぇ・・・私もアンリくんが結婚して下さいって言うまで激しく攻めてみようかしら」

頬を赤らめてそう言う聖來さんとアンリ先生をナデナデする淳子さん。
この2組も熱い夜を過ごすんだろう。

「じゃあ、私達は帰って遼くんに可愛がって貰おうかしら」
「そうね、きっとママだけなら大変だろうし」

愛華センパイと友梨奈センパイも愛の巣へお帰り。
そして愛華センパイは桜庭先生の前に来る。

「麗ちゃん、ヒナちゃんを宜しくね!」
「宜しくされましたわ」

意味ありげな会話。
少し違う道を歩んでも姉妹だけに通ずるものがあるんだろう。
姉妹のいない私には何だか羨ましい。



そんな野球観戦の次の日。
私は桜庭先生の家に居た。
家と言っても本宅ではなく、別邸と呼ばれる桜庭先生個人のプライベートのお家。
本宅も豪邸だけど、この別邸でも充分なぐらい豪邸レベル。
ただ、これでも桜庭先生からすれば小部屋扱いらしい。

そんな別邸に何故いるかと言うと、お引越しである。
私達親子と充分くんがこの別邸で住む事になるから引っ越し作業なのだ。
何故そうなったのかと言えば、多分お気に入りになったから側に置いておく的な事なのかもしれない。

「ふふ・・・やっぱり琴音さんもいいですわね」

片付けをあらかた終えた夜。
私を抱き寄せながら桜庭先生が微笑む。
その私達の前では潤くんがお母さんをバックから突いていた。
潤くんもお母さんも互いが気に入ったようで何よりだ。

「親子共々養って頂いて・・・何か申し訳ないです」
「ふふ・・・わたくしが3人を可愛いがりたくて囲っただけですわ」

愛華センパイと霧香センパイの姉だけに、桜庭先生も両刀使いである。
ただ、男っぽい感じの男子は苦手らしく、ややレズっ気の方が強いみたいだ。

背の高い美人さんの桜庭先生にうなじをチュ、とキスされると胸がキュンとなって身体の奥が疼いてしまう。桜庭先生は愛華センパイのような豪快さと繊細さも、霧香センパイのようなイケメン性も持ち合わせているハイスペックさんでもある。

「ヒナさんには、潤くんを宛がってくださった恩がありますから…あれで忘れていた男の人の愛を受けることができたと思ってます」
「先生はちょっと大げさです」
「そんなことはないです」
背中から軽く抱きしめられると、ますますキュンキュンしてきて、もうどうにかなっちゃいそう。

潤くんに抱かれて久しぶりにオンナになっているお母さんを見ながら、こんな生活もいいかなあなんて思ったりもしていた。


そして夏休みのある日。
今日は登校日ではないのだが愛華センパイから呼び出されて学校に来ていた。
その理由は・・・

「勝負・・・ですか?」
「そう、勝負よ」

何やら凄く楽しそうな愛華センパイ。
わざとらしく部室のテレビから高校野球が流れている。

「夏と言えば高校野球ね!」
「はい、でも小松台は予選敗退です」

今年の小松台は二年生エース飯島先輩を軸にしたチームだったが、残念ながら準決勝で姿を消していた。
そうやって予選敗退したチームは、この期間は新しいチームとして再始動する時期だ。

それで勝負とは何だろうか・・・
何となくは予想はできる。

「もしかして飯島先輩・・・」
「うん、霧香と勝負するわよ」

やっぱりそうか。
新チームとして再始動するに当たって超えなきゃならない壁扱いかもしれない。

「じゃあ私達は」
「飯島くんの応援及びサポートね」

愛華センパイが楽しそうなのはそのせいだろう。

「霧香センパイ、人外ですよあれ・・・」
「2、3回ぶつけたら何とかなるんじゃない?」

いや、ぶつけたらその時点で勝負終わりですって・・・
それぐらいルールに疎い私でも分かる。

因みに女子野球での現在最速球は日本人で130キロ弱、海外で137キロだそうだ(友梨菜センパイ調べ)
男子がメジャーで170キロと言うから、その差はかなり大きい。

霧香センパイなら女子外国人並みぐらいは投げれそうだが、あくまでも今回は打つ方。
前回飯島先輩と対戦したのは一年生の時だったが、その時より急速は10キロぐらい上回ってるらしい。
もしかしたら160キロに届くかもしれないと言われてる飯島先輩だ。
前回はホームランにした霧香センパイだけど、今回はどうなるだろうか・・・

「で、愛華センパイは霧香センパイに負けて欲しいんですね?」
「正確に言うと飯島くんには力ずくで負かしてコマして欲しいかな」

まぁ、霧香センパイは自分を負かす男じゃなきゃ付き合わない気がするから愛華センパイの気持ちは分かる。

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