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NTR危険予知能力
官能リレー小説 - 学園物

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NTR危険予知能力 95

ルナの笑顔が物凄く蕩けている。
その蕩けた笑顔は何故か凄く大人びて見えると言うか、ルナが帰省している間にタイムスリップしたような感覚があった。
僕とは少し歳が離れたお姉さんみたいに感じていたのだ。

そんなふうに僕に蕩けるような笑顔を見せるルナに、僕はあの言葉を口に出す。

「ルナは・・・僕が出来損ないだと思う?」

その僕の問いにルナは言葉ではなく魅惑的な笑顔を返してくる。
その笑顔で僕は色々と察してしまった。

「レンは私がたっぷり愛してあげるから大丈夫よ」

ルナは一切否定はしなかった。
そんな気はした。
そして、あの夢は実際にあった事なんだろう・・・

「レンは私がもっと可愛くしてあげるわ」

それが全ての答え。
ルナと共に居たいなら、僕は可愛くしてないといけないと言う事だ。
つまり、母がいつも言っている『できそこない』と言うのは、ルナも共有している意識・・・
だからと言って僕を愛していない訳では無い。
むしろ出来損ないの僕だからルナは愛していて、僕を自分好みにしようとしてるのだろう。

それをどう取るかは色々考える事はあるが、僕の中ではもう答えは出ている。
男らしくなるなんて物理的には無理。
その上、ルナは男が嫌いと言うか母に同性愛を叩き込まれている。
つまり、ルナが好きな僕は男らしさの無い所であるし、更に僕が女の子のように振る舞う事がルナの望みなのだろう。
ならば僕ができる事は、実に簡単な事なのだ。

「レンは、ルナの可愛いレンでいるね」
「ふふ・・・いい子よね、レンは・・・たっぷり可愛がってあげるわ」

僕はルナにニコニコ笑いかける。
男らしさが無い事がコンプレックスだったけど、今はもう男らしくしようと言う気は消えていた。
むしろもっと可愛くして、彼女達にもっと可愛がられたいと言う意識しかなかった。

僕はルナに甘えるように胸元に顔を埋めると、ルナは嬉しそうな顔で優しく抱きしめてくれる。

「レンが私の願った通りの姿になったなら、私も一歩踏み出さないといけないわね」
僕を抱きしめながらルナが言う。

「私もいつかレンの子供が欲しいと思ってるわ。もちろん今すぐってわけじゃないけど」
ルナの心にもなんらかの変化があったようだ。
「ユウキちゃんみたいに毎日サカっているのは無理だけど、もう少し回数は増やさないといけないかな」

そんな事を言いながら微笑むルナ。
これで上手く行ってくれるならそれでいいと思っていた。


ただ僕の認識違いが少しあった。

「んあっ!これっ!凄いっ!凄いっ!」

甘い声で喘いでいるのはユウキ。
僕の横で四つん這いになり、おっぱいをたぷんたぷんと揺らしながら甘く喘いでいる。
僕がそんなユウキを横で見ているって事は、当然ユウキを喘がせているのは僕では無い。

「ふふ、いいわユウキちゃん・・・快感を与えれるのは男ばかりではないわ」

そう微笑むルナ。
そうなのだ・・・
今のユウキをバックから突いて喘がせているのはぺ◯スバンドを装着したルナだった。
大きいバイブからの刺激と女体を知り尽くしていると言うルナの動きで、ユウキは何時もより乱れている感があった。
ある意味ルナによるユウキを寝取りとも言えるけど、余り悔しいとか言う感じは持てなかった。
むしろ僕もルナに可愛がって欲しいぐらいだった。

「ああ・・・ルナ・・・欲しいよぉ・・・」

そんな声に気づいたルナが僕に微笑む。

「もう少しの辛抱よ、レン・・・我慢できたらうんと可愛がってあげるわ」

あくまでも優しい微笑みのルナ。
ユウキの隣の僕は、ぺ◯スにバンドを取り付けられ射精する事もできず、尻穴にはバイブが暴れている。
最初はお尻に抵抗感があったんだけど、これがかなりの快感で・・・
快感なのに射精できずに僕は悶えていた訳である。

勿論、拘束されていないからそれらは自分で取れる。
でも、ルナの為に僕は取らない。
ルナの前では可愛い女の子であるように振る舞う事が彼女の求めている事だし、今の僕ができる事だ。

そしてユウキもそうだ。
ルナは多分、母がルナにそうしたようにユウキもレズの道に引き込むつもりなんだろう。
多分ユウキも理解していて受け入れている感がある。
それはルナの為と言うより僕の為な気もする。

兎に角、ルナと毎日愛し合えるなら、これでもいい。
それが僕とユウキの共通の思いだった。

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