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NTR危険予知能力
官能リレー小説 - 学園物

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NTR危険予知能力 94



「…………なんだあれは?」

目が覚めると部屋に一人、ベッドで寝ていた。
おそらくユウキがここまで運んできてくれたと思うが、そのユウキの姿もない。
そしてあの夢は一体…

「レンちゃんおはよう、よく眠れた?」
「うん………」
ユウキが部屋に入ってきて笑顔で尋ねてくるが、何か引っかかるものがあって、すごく複雑…
そう言えば、ルナはそろそろ戻ってくるのか。

「レンちゃん、お昼過ぎにルナちゃんのお迎えに行こうね」
「うん・・・」

ルナが帰ってくる。
そしてあの夢・・・
でも、考えればあの夢が本当ならルナの行動の説明が全てつく。
そして僕がどうすべきかも。

「ユウキ・・・着替え用意してくれるかな?」
「うん!着替えさせてあげるね!」

ニコニコと着替えを用意してくれるユウキ。
出された着替えを見て僕は納得する。
可愛らしいワンピースと女物の下着。
ユウキは夢の内容なんて知らないだろうけど、僕の様子から何かを感づいたようだ。
そして僕もそれを自然と受け入れる。

「大丈夫?可愛く着れてる?」

ワンピースを着せて貰った僕がユウキの前でクルリと一回りして見せると、ユウキはウットリとしていた。

「流石レンちゃん、可愛い」
「駄目だよユウキ・・・ユウキの可愛いレンって言ってくれないと」

そう言うと更にウットリとしたユウキが僕を抱きしめてくる。

「可愛いよ、ボクの可愛いレン」

ユウキのイケメンぶりに心ときめいてしまう。
これ、何か凄くいい。

今となってはすっかり男らしくあるのをやめたので、このおっぱいの大きなイケメンにはすごく心ときめいてしまう自分がいる。
ユウキはユウキでまだちょっと恥じらいみたいな感じがあるけどじきに慣れてくれるはずだ。

ルナからあと1時間も経たないうちに最寄駅に到着するというメッセージが届いた。
ユウキとさながら恋人感覚で向かう。

勿論、ユウキが男装してる訳で無くスカートなので恋人と言うより仲の良い女の子同士に見えると思う。
僕に対してイケメンな言動をするユウキでも、確実に女の子として可愛くなってるし、ルナはユウキが女の子として無頓着だった事もご不満なようだったから、こう言う時はユウキも何時も以上に女の子らしくしている。

僕達が手を繋ぎながら最寄駅に向かうと、色違いながら同じコートを着ているせいか、近くにいたおばさんから『姉妹かしら?』と聞かれてユウキが『妹です!』なんて答えたが、何故だかそれが自分の中でしっくり来ていた。

そして、そんな僕達の前に改札から出てきたルナ・・・
何か行く前より綺麗になってる気がするぐらいキラキラに輝いたルナが帰ってきた。

「お帰り、ルナ・・・」
「ふふ、可愛い出迎え嬉しいわ、レン」

ルナの笑顔が蕩けている。
これ以上にないぐらい僕に見せる笑顔は蕩けていた。

「ユウキちゃんも可愛いくて帰ってきて最高だわ」
「えへへ・・・レンちゃんと2人でルナちゃんの為におめかししたんだよ!」

「やっぱり、2人を信じて、好きでいて良かったのね」

ルナはニッコリ微笑んでそう言った。
そのまま3人で僕の家に向かう。

ユウキがお茶を入れてくれて、ルナと僕はリビングのソファーに2人で座る。
「大好きな人が側にいてくれるのが一番いいわね」
「このカッコでも…?」
「今のレンだからいいのよ。ますます好きになっちゃうわ」

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