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NTR危険予知能力
官能リレー小説 - 学園物

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NTR危険予知能力 93

「ボクは絶対にレンちゃんとは離れない」
ユウキが僕の身体を抱きしめ返して、耳元でそう囁く。
なんだこのイケメン。
いつのまにか僕の身長を超えたスポーティーでボーイッシュな少女は、僕が言うはずだった台詞までそのまま返してきやがった。
悔しい反面、胸がキュンとなる不思議な感覚を覚えた。

よく考えたら、ユウキにはそれこそ幼稚園の頃から『僕を守る』って言われていた気がする。
大きな犬に襲われた時も、意地悪な男子にからかわれた時もユウキはそう言って助けてくれた。
そして、小さい頃から僕はユウキに腕っ節でも身体能力でも一度も勝った事が無い。
背丈も殆ど変わらなかった唯一の牙城だったものの、とうとう抜かされて身体的に僕が勝てるものは全て無くなっていた。

つまり、ユウキの中では僕が守るべきものと言う意識は変わっていない。
今までもそうだったからだ。
それを僕が男だからと変な意地にしがみ付いていたが、実際には僕には彼女達を守れる力は無い。
唯一予知夢めいたもので先回りして防いでるに過ぎない訳だ。

こんな風に予知夢が無ければ僕は変な意地にこだわって彼女達を失っていたかもしれない。
男としての僕はそれぐらい弱い存在なのだ。
だから、もういいんだろう・・・

「ユウキ・・・」
「どうしたの?レンちゃん」
「これからも僕を守って、可愛がって欲しい」

「なんだぁ、そんなことかぁ」
ユウキは笑う。
いつもなら僕を茶化してニヤついたような笑顔になるところだが、今のユウキは違った。
優しい笑顔。なんか余計イケメンになってないか。

「ボクはいつだってレンちゃんを守って、可愛がってきたじゃないか」
その言葉と同時に唇を奪われる。
腰が抜けてしまった。

そのままユウキの胸に顔を埋めるような格好になってしまった僕。
柔らかな胸に包まれているのに、何故か逞しい腕に抱かれて分厚い胸板に頬を寄せているような錯覚に陥る。
そんな感覚のまま、僕はユウキの胸に顔を埋めたまま意識を手放してしまったのだ。



僕の目の前で裸で絡み合う2人の女がいた。
1人はルナだが、様子が違う。
よく見ると、若い。
ショートカットにしていた髪型は、小学6年から中学1年ぐらいまでで、その後伸ばし始めたのだった。
だからルナはその時期なのだろう。
その当時から大人びたルナだったけど、赤くなった顔は大人の女を思わせる艶があった。

もう一人の女と裸で絡み合い、胸やアソコを弄られてルナが喘ぐ。
だけど嫌がってる様子は無い。

「ふふ・・・可愛いわ、ルナちゃん」

この声、この顔に見覚えがある・・・
そうだ、この人は・・・
僕の母親だ。

その事に衝撃を受けるが、僕は言葉を発する事も何も出来ない。
ただ目の前のシーンを見ているしか出来ないのだ。

「ああ、おばさまぁ・・・」

ルナの甘い声。
こんな甘いルナの声は聞いた事が無い気がする。

「あの出来損ないと違ってルナちゃんは完璧だわ・・・綺麗に生んでやったのに、何故あんなモノが生えてるのかしら・・・」

忌々しげに言う母。
この人はいつもこうだった。
僕を出来損ないとよんで忌み嫌っているように感じていた。
だからこの当時から僕はユウキの家やユリさん達の所に居る事が多かった。

そう吐き捨ててから母がルナを弄る。
ルナは翻弄されながらも母を受け入れているようだった。

そこからシーンが幾つも変わり、ルナと母が絡み合い続けていた。
どんどんルナの髪が伸びて行き身体も成長していく。
そして2人の絡みは熱く激しくなって行った。

「可愛いわ、ルナちゃん」
「好きです、おばさま」

濃厚なキスを交わし合う2人。

「アレが女の子だったら、ルナちゃんと一緒に可愛がるのに・・・」

どこか忌々しげにそう言う母にルナが微笑む。

「あの子は、私が責任を持って・・・」

そう微笑んだルナ。
その言葉は最後まで聞き取れ無かった。

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