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NTR危険予知能力
官能リレー小説 - 学園物

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NTR危険予知能力 10

「家はいいけどさ、部活の合宿のときとかはダメだぞ。そろそろ、自分にあったブラをしたほうがいい」
「レンちゃん、買ってきてくれる?」
「自分でサイズをはかって、店で選ぶんだ」
「なんか、面倒くさいね」
「じゃあ、今度専門店に連れてってやるから時間を作れ。いいな」

以前なら笑って済ましてたけど、NTR事案になると困るのであえて忠告する。
あのランジェリーショップに連れていけばいいし、予算はおばさんに頼めばいい。
肩を揉んでやりながら語りかけると、ユウキは口には出さないけど同意を示す。
「本当にまた来てくれたのね、モテモテさん」
「違います、ユウキは幼馴染みで胸がアレだけどスポーツもするから、この店ならと思って」
「そうね、確かにおっぱいが小さかったら男の子と間違いそうだけど、確かに女の子ね」

ノー部活デーがあったのでその日にユウキをランジェリーショップに連れて行った。
店長は僕のことを覚えていたみたいで、ちゃんとユウキの面倒を見てくれた。
少し観察していたけど、巨乳至上主義でAとかBカップの客はまともに相手にしてない。
ユウキには親身に対応してくれたようで、最近登場したブーバンドという乳揺れを防止する矯正サポーターみたいなのも売っていた。

「レンちゃんのおかげだよ、ありがとう。とっても動きやすい!これなら走って帰れそうだよ」
「僕はよく知らないけど、手入れもちゃんとするんだぞ。店長に聞いたと思うけど」
「じゃあね」

ユウキが走る時はよく胸を手で抑えることがあったけど、そうすることもなく僕に別れを告げて走っていった。
「あら、レンくん…まさか、この辺りの地下のお店でバイトしてないわよね?」
「なんですか、地下の店って…」
「こっちの話、その年で性を仕事にするのはまだ早いわ。どうしても、したいんだったらおばさんが力になってあげる」
「ちょっと、マリさん…」

偶然ユリさんのお母さんと出会う。なんだかわからないけど、強引に手を引かれて信じがたいことにラブホに連れ込まれた。

「マリさん、娘さんとは関係を持ちましたけど、それは彼女を救うことなんです!」
「そんな事は知らなかったわ。ただ、噂も耳にしたの。レンくんに似た子が巨根クラブでバイトしていろんな女性の相手をしてるって」
「しませんよ、そんな事!それよりも、田舎だからってハメを外しすぎないでください!子供たちだってマリさんが思ってるほどピュアじゃないんです!」

あまりに偶発的だけど、せっかくの個室なので本音でぶつかりあうことにする。ユリさんと分かりあえても、母親であるマリさんがショタ乱交に娘を巻き込んだら再び肉便器化というリスクが発生してしまう。最悪の結果だけは防ぎたい。

「レンくんがどうして、帰省先での出来事を知ってるの?ユリが話したの?」
「違います、夢に出てきたんです。それより、巨根クラブって?」
「それは、詳しく話せないわ。ただね、男の人しか遊べないってズルいじゃない。女にだって性欲はあるの!それに、レンくんだってノコノコついてきて、ユリの次は私をとか思ってるの?」
「説得したいだけです!娘にまで男遊びさせないでください」
「なにか誤解してるわ、レンくん。泉での筆下ろしは、あの集落では伝統なの。今は徴兵も集団就職もないし形骸化してるけど、若いうちに面倒見てあげると、地域で助け合いやすいのよ。それに…」
「何ですか?」
「あの子だって、お稽古ごととかでストレスが溜まってるし、年下の男にも尽くせる心構えを養うのに役立つでしょ?あれは婚前交渉のうちに入らないの。もし孕んでも堕ろす決まりだし」
「なら、どうしてユリさんだけでなく、マリさんや叔母さんや従妹の子まで直接参加したんですか?見守るだけでも良くないですか?」
そう言ってからはたと気付いた。
これは逆だ。

「もしかして・・・本来筆下ろしとやらはマリさんや叔母さん達、大人がやる事なんでは?」

そう、筆下ろしの儀式とやらは、多分マリさんや叔母さんみたいな大人がやることであって、ユリさん達は対象外ではないだろうか。
そもそも処女なら筆下ろしでリードできないかもしれないからだ。
だから何か、別の問題でマリさんはユリさんを巻き込んだのかもしれない。

僕の真剣に問う顔にマリさんはちょっと戸惑ったものの、意を決したらしく口を開く。

「レンくんをここに誘ったのも、それが絡んで来るんだけど・・・私や妹の再婚とユリの結婚が決められているのよ」
「うえっ?!」

理由がありそうな気がしたが、そう言う事なのか・・・
もう少し深く聞かないと分からないが、決められていると言う表現に本意では無いのが見て取れる。

「私達の実家が残した莫大な借金を本家が肩代わりしてくれてね・・・」

よくありそうな話だ。
マリさんの所は結構裕福に見えたけど、見えるだけで内情は別だったのだろう。

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