NTR危険予知能力 11
「私や妹は本家の男達の後妻、ユリは本家跡取りの嫁・・・姪も恐らく本家の誰かと一緒にされるでしょうね」
どこか諦め口調なのは、もう回避できないぐらい事態が悪化したからなんだろう。
そして僕の実家も普通の家庭でポンと肩代わりなんてできる訳が無い。
「その前にユリさんに色んな体験をって事?」
「まあ、そうね・・・だからレンくんと結ばれてくれて嬉しかったわ・・・当時は学校辞めさせて嫁にすると言われて焦ってた時期で、レンくんと初めてはさせてあげれなかったのが残念だけどね」
色々繋がってきた。
あの夢の大男は本家跡取りかもしれない。
そしてそんな結婚なんか望んでないユリさんだから、あんな反応なのかもしれない。
「ユリには全て知らせてないし、一応回避の努力はしているわ・・・でも・・・」
「回避できなかった場合も考えて、今楽しんでおこうって事ですか?」
「まあ、そう言う事ね」
マリさんの口調から何とかこれを回避しようとしてる意思は感じれた。
同時にそれが相当難しいのも見て取れる。
「でも、レンくんが予知夢?・・・みたいななのが見れるなら、私達が何か行動していけば回避できるのか分かるかもしれないわね」
「そうかも・・・偶然会ったのも、偶然じゃないかもしれません」
ゲームで言う所のフラグって奴かもしれない。
ここで僕達がエッチする事で何かのフラグが立って、また別の予知夢を見るかもしれない。
それが回避する方向に進めば正解なんだろう。
そして、僕は偶然じゃないと言った言葉・・・
昨日見た予知夢をマリさんに話す事にした。
「実は昨日も夢を見てます」
「どんな夢かしら?」
「さっきマリさんと出会ったシチュエーションそのものの夢です・・・夢の中では、僕とマリさんは立ち話だけで何もなく別れ、その後マリさんは体格の良い初老の男と会い、このラブホテルに来ます」
そう、それもこの部屋だ。
初めて来たのに全く同じインテリアでビックリしたぐらいだ。
「その男って・・・色黒で、こめかみに傷跡がある人かしら?」
「ええ、その通りで白髪がかなり目立つ人でした」
マリさんの反応から、よく知ってる人みたいだ。
「男が乗っていたのは黒の高級外車で、ナンバーは・・・」
「そこまででいいわ、理解できたから・・・それから私はここで何をされたのかしら?」
その情景ははっきりとまだ脳裏に残っている。
あれもリアルで生々しい夢だった。
「マリさんは男に裸にされて縄で縛られ・・・男はマリさんの顎を持って顔を上げさせて言います・・・マユコに似たミダラな身体だなと」
僕の言葉を驚きながら聞いたマリさんから苦笑が漏れる。
「レンくんの予知夢は本当みたいね・・・その男は本家当主だし、言いそうな事だし・・・マユコは私のお母さんで、アイツが横恋慕してたからね」
僕がマリさんに着いてきたのはエッチだけが目的で無い。
予知夢を見たからそうしたのだ。
そうしないと、マリさんはその当主に犯されて中出しまでされるからだ。
「マリさん、ちらっと話してた巨根クラブってのは?」
「それは、後妻の候補が男を買ってるって噂が立てば…本家の女たちが黙ってないわ。新しい母親が淫乱なんて嫌でしょ」
「そうですね」
「それに、レンくんにみたいな子がいたから、お相手してほしかったけど…指名料が高くて、手が出なかったの。セレブ妻や女社長に負けちゃったわ」
「マリさんのおっぱいや色気では、負けてないですよ」
念のために予知夢とは別に今日得た情報についても追求した。本人には一応大義名分があるけど、おそらくハマリ癖もあるので、僕が介入する必要がある。
マリさんを抱きしめる時に言った言葉に嘘はない。見るからに爆乳だし、ユリさんよりも落ちつきがあって乳房以外も豊満な母性的女体は年齢差があるからこそそそる。
「ふふ、折角だしレンくんのオチ◯チン見て見たいわ」
「自慢できるものじゃないですよ」
夢に出てくるのが巨根が多いから気後れしているのも事実だ。
唯一勝ってたのは小学生達だったが、勝ってると言っても多少大きい程度でしかない。
謙遜じゃなく本当にそう思って言った僕だけど、マリさんの方はかなり期待のこもった目で僕を見ている。
その視線に、僕は意を決して服を脱いでいった。
脱いでいった僕の股間を見たマリさんが一言。
「確かに小さいわ」
ユリさんの時は比較対象が小学生だったが、マリさんの場合比較対象が大人だから仕方ないだろう。
でも、顔も表現もがっかりした感じじゃなく、どこか嬉しそうな感じだ。
「巨根クラブには入れませんよね」
「そんなものはどうでもいいわ・・・レンくんはレンくんなんだもの」
マリさんの声が弾んでいる。
僕の股間を見る目が明らかに興奮してるのだ。