PiPi's World 投稿小説

NTR危険予知能力
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 82
 84
の最後へ

NTR危険予知能力 84

「私たちは全員、レンくんの意思を尊重するわ。お母さんもエリさんも、エミちゃんも多分一緒」

そう言ってくれるのは嬉しい。
しかし僕にとっては今後を左右するような大きな決断である。
僕が男を捨てるのを、皆は認めてくれるだろう。もともと男と見られてなかったフシはあるからだ。

あとは、僕の、僕の中の、プライドのようなもの…

そう遠くない未来・・・
つまり、ルナが帰省から戻って来た時には決断を迫られるかもしれない。
だけど、ルナを失うリスクを犯してまで僕がプライドを取るかと言えばそうはできないだろう。
ルナが僕を捨てて他の男に抱かれるあの夢は思い出すだけで身が震える。
僕にとってあれは完全なトラウマ・・・
もう一度あんな夢を見たら、きっとなかなか立ち直れないぐらい心が折れるのは間違いない。

と言う事で僕にはほぼ選択肢は無い。
なので後は僕がいつ決断するかと言う事なのだ。
それをいつか何かで好転するかもしれないと先延ばししているのが今な訳だ。

「きっとルナちゃんにレンくんの気持ちは通ずると思うわ」
「そう思いたいよ」

ユリさんの胸に顔を埋めて頭を撫でて貰うと心が落ち着く。
自分でも思うけど、ルナがああしてくるから随分僕もみんなに素直に甘えれるようになった。
そして僕が甘えた時にみんながトロトロに蕩けた笑顔になるのも心地よかった。

僕の大切な人たちが、僕が皆に甘えることで喜んでくれて、僕の側にずっと居てくれるなら、無理に男らしく振る舞うことはしなくていいかもしれない。ありのままの僕でいい。

「ユリ…」

自然と涙が出てきた。
男ならメソメソするなと叱られるところだが、そんなことを言う人は僕の周りにはいない。

そんな僕をユリさんは優しく抱きしめ続けてくれたのだった。


そしてユリさん達は仕事・・・
冬休み期間と言う事もあって、1日4回公演。
昼過ぎから1回目の公演が始まるが、客足はかなりいい。

「よく入ってホッとするよ」
「マリママとユリお姉ちゃんの人気が今凄いですしね」

そう言うのはエミちゃん。
相変わらず機械の前で全裸だ。
妊娠してまだお腹は目立ってないけど、身体は更に女らしくなっておっぱいも大きくなってきている。
多分1歳年上のユウキより大きいかもしれない。

「ボクもレンちゃんの赤ちゃんを身篭った裸体をみんなに見て貰いたいなぁ」
「まだ早いよ」

ユウキはいつも通り羨ましそうにしている。
そのユウキもエミちゃん同様に全裸だ。

僕はエミちゃんの後ろに座り、後ろからエミちゃんのおっぱいを捏ね回す。

「まだ母乳は出ないよね?」
「はい、出たらお兄ちゃんに飲んで欲しいです」

多分間違いなくそうなる。
そして、多分僕は年下のエミちゃんにも甘えるようになるのかもしれない。

「年下のエミちゃんに甘えるのはちょっと抵抗があるけどなぁ」
「構わないです。エミもお兄ちゃんのこと大好きですから」
たまに喘ぎながらエミちゃんが答えてくれる。
エミちゃんの成長は凄まじいとも思える。
胸はもちろんだけど、身長もユウキや僕を超えてしまいそうなくらい。エリさんが長身なのでその遺伝もあるのだろうが…

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す