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憧れの先輩はいろいろヤバい
官能リレー小説 - 学園物

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憧れの先輩はいろいろヤバい 13

希海さんに僕を紹介されたときはまるで不審者を見るような感じだった先輩2人の表情が、ずいぶんと和らいできていた。木原先輩も朝霧先輩も美人だし、笑顔だとそれがさらに際立って見える。僕はほっと胸をなでおろし…一つ重要なことを忘れていた。

僕、お二人の前で未だに全裸だ。

「男の人って、やっぱりすごいんだね」
「遊佐くんのほうが…アイツよりでかいんじゃ」

「それに希海によると最初は流されるがままだけど、いつの間にか立場逆転で一方的にメチャクチャ犯されるんだっけ?虫も殺せなさそうな大人しそうな顔して結構な凶器をもった獣になるらしいわね」
「正直ちょっと疑わしい気もするけど……あの希海の恋人だもんね」
「それにいくら可愛い男の子が好きでもそれだけの子にあのプライドが高い女王様な希海が自ら性奴隷宣言なんてしないわよね」
「プライド高いんですか?まあ、人前では凛として頼もしい感じですけど……」
「普通なら君を可愛がる事はあっても可愛がられる事を良しとはしない筈だよ」
「あくまで主導権は自分。希海が主で相手が従って立ち位置を崩す事はあり得ない……と思ってたんだけどね。2人きりだとどうなの?」
「面白がって色々振り回してくれたり、過保護に愛でたりしてくれますけど……僕が積極的になると、というか、僕に乱暴な事されたり罵られたりすると一瞬で、その、奴隷モードになります」
「昨日までなら一笑に付してたわね」
「あの希海が自ら奴隷?あり得ないわねって相手にしなかったでしょうね」
「つまり、遊佐くんとのHってそれだけ凄いって事だよね?」
「僕自身もいまだに信じられないところはありますけど、希海さんがそうなるんだから結構すごいのかな、とは思います」
「遊佐くんって、天然?」
「いえ、そんなことは…」
「まあいいわ。音夢、やりましょ」
「(コクン)」
木原先輩が朝霧先輩を促す。朝霧先輩は無言で小さく頷いた。

「あんまり上手くないかもしれないけど、頑張るね」
朝霧先輩が耳元で囁いて、僕の竿を握った。

「あっ…セ、先輩っ…」
「音夢。音夢って、呼んで…」
潤んだ瞳で僕を上目遣いで見つめながら、朝霧先輩……いや音夢さんはゆっくりと僕の竿を握り上下に動かしていく。
表情と下半身を襲う刺激がダブルで襲い掛かり、全身ゾクゾクする思いに駆られる。
後ろでは木原先輩が興味深そうに僕らを見ている。

希海さんと僕の行為を見させられていた際はどこか冷めた表情だった木原先輩(ついでに音夢さんもそんなような表情だった)が、今の表情は、瞳に熱が加わったような、一瞬たりとも見逃さない、そんな空気がこちらにも伝わってきていた。

「凄い。すごい。熱いし、硬い」
音夢さんが僕のを扱きながら感動したような声を上げる。

「こうやって、最初からしたかったな。心から好きって言える男の子と、したかったんだ…」

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