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生徒会日和~Second Season~
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和~Second Season~ 86


実は母さんも桜樹台のOGで、僕の代から共学になった桜樹台を勧めてくれたのも母さんである。
「母さんは生徒会、やってたの?」
「私は書記ね。なんでもできる完璧な親友がいて、彼女が会長をやってたわ」
「そのときの生徒会の選挙って、どんな感じだった?」

 母さんは、遠くを見るような目になった。
 「あの時も、今と同じように、人気投票で会長を決めていたの…母さんが書記をやったときは、人気を二分するような二人がいた。会長になった私の親友が、由香ちゃん。もう一人が、鮎子ちゃん」
「鮎子さんって人は、母さんとは」
「あまり交流はなかったかな…でもとても勉強もできて、運動もできる子だった」
「で、その2人で一騎打ち」
「そう」

鮎子さんは、ひょっとしたら梓さんと近いところがあるのだろうか。

「樹は、今、もう一人の子とはどんな感じなの?」
「?……まあ、頼りになる先輩だよ。去年も生徒会で一緒だった。どっちが勝ったとしても生徒会にいるのは変わらないって」
「いい関係なのね」

 「母さんのときは?そうじゃなかった、ってこと?」
 「うん…由香ちゃん当選して、結構迷ったみたい。ほかの役員、鮎子ちゃんを呼ぶのか、仲いい子で固めるのか。結局仲いい子で固めた…楽しかったけど、由香ちゃん、時々、鮎子ちゃんとか呼んだ方がよかったかな、って言ってた」

母さんの言葉に姉さんが頷く。
「仲良し集団がいいって最初は思うけど、終わってみたらそれは間違いかもしれない、ってことよね」
「姉さんのときも…?」
「生徒会はそうしたわ…私がカッとなりやすいからさやかとか麻由美とか、ブレーキになってくれる存在で固めた。それはそれで良かったのよ。剣道部はよく衝突したなぁ。でもそれがいい方向に行って、最強世代って呼んでもらえたから嬉しかったな」

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