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生徒会日和~Second Season~
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和~Second Season~ 72


梓さんは佐奈ちゃんの頭をポンポンと軽く叩きながら笑顔を見せる。

「今回は樹との勝負だけど、生徒会では一緒にやっていく仲間だからな」
「はい」
「私も1年生に関しては伝がないからいろいろ頼りにするかもしれんぞー」
「はいっ」

それにしても佐奈ちゃん、誰にでも懐きそうな小型犬みたいなところがある。
みんなが温かい目で見るのもわかる。


 僕は改めて梓さんに"お互い頑張りましょう"と挨拶し、佐奈ちゃんと藤原君にご協力ありがとうを伝え、その続きの道を歩いた後教室に戻った。

 早紀さんと話しておく必要がある。僕は都合を聞くメッセージを送った。

「今後の生徒会についての話とか、時間があるときにお話できたら」

早紀さんも次の生徒会役員になることが決まっている。最終結果は大きく離された3位で、4位のアリスとも僅差だった。
(アリスのさらに下に小坂井姉妹がいたらしい)

早紀さんからは5時間目の授業後に返信があった。

 「今日か明日の放課後はどう?」
 僕は、今日の放課後を選んで返信した。

 そして放課後。
 前回は早紀さんとは図書室で会ったが、今回はどちらからともなく校外で会うことになった。そして、早紀さんは、何度も通ったがこれまでに一度も降りたことがない、各停しか止まらない駅の改札を待ち合わせ場所に指定した。

剣道部の練習を休む旨はさやか先生に告げ、僕は足早に帰り支度を済ませ校舎を後にした。

「駅を出てすぐのところにカフェがあるの。そこでお話しよ」

早紀さんから追加でそんなメッセージが来る。
あの人は部活はやってないはずだから、すぐに追いついてくるだろうか。

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