生徒会日和~Second Season~ 55
「あっ…」
接した瞬間、姫さんはちょっと声を上げる。僕は急ぎ上半身の服も脱いで姫さんに覆い被さるように抱きしめた後、さっき擦り付けたその場所をゆっくりと進めていく。
「ああっ、あったかぁい…」
そこはもうすっかり濡れていてどんどん入っていく。でも、焦らず、なるべくゆっくりと丁寧に進めていく。
姫さんが潤んだ瞳で見上げる。
その瞬間、姫さんと繋がった先がキュッと締め付けられた。
「みっちゃんが、樹くんを諦められない気持ちって、こういうことなのかなぁ…」
「…どういうこと?」
「ひみつ」
僕はゆっくり腰を動かした。
「あぁっ、つながってる…樹くんと…つながってる…うれしい…」
姫さんは目を閉じてそんな風につぶやく。
「僕も、姫さんとつながれて、うれしいよ」
僕はしばらくの間ゆっくり腰を動かし続ける。
「気持ちいい…」
姫さんは少し頭を持ち上げ、キスした。
再び重なり合った唇。
その瞬間に姫さんと繋がり合った先が一層強くギュッと締め付けられた。
僕は腰の動きを速めた。
「ああっ、あっアッあっ、イ、一気に来たっ」
「姫さんっ」
「い、いいよっ、もっと、っ、樹くんを感じたいっ」
姫さんの片足を高く上げ、より奥へ奥へと自分自身を送り込む。
僕の先端が、奥に当たった。
「あああぁっ!」
姫さんが一際大きな声を上げて、そのあと、口を抑えた。
「あ、うるさく、しちゃったかな…でも、いい、いいよ。もっと叫びたいくらい、このかんかくぅ…」