生徒会日和~Second Season~ 6
「ふあっ、こんな、感じなんだ…」
「痛いですか?」
「痛くはない。ちょっと、説明できない…感じ…ああっ…」
僕は、時々キスしたりしながら慎重に進んでいき、一つの壁に当たった。
「痛いかも、しれません」
伶奈さんは顔を上げ僕を見つめる。
大して暑くないけど、額にはうっすら汗をかいていた。
「樹に任せる…好きなようにして」
「なるべく伶奈さんに合わせます。本当に痛かったらやめますからね」
健気に笑顔を見せてくれる伶奈さんを見て、腰に力を入れた。
何かがプチっと弾ける感じがした。
伶奈さんは一瞬顔をしかめたが、すぐに穏やかな顔になった。
「これで、樹と、仲よく、なれたんだ」
つながった場所からうっすらと血が滲む。
僕は、しばらくその状況のままとどまって、伶奈さんの雰囲気を感じた。
はあ、はあ、という少し荒い息遣いが聞こえる。
伶奈さんは呼吸こそ荒いものの安らかな表情でこちらを見つめている。
「大丈夫ですか?」
「ああ…最初は少し痛かった…でも、その後は樹とひとつになれた、その気持ちが強くなって…嬉しいよ」
「じゃあ、動きますね」
「樹に全部、任せるよ」
伶奈さんの微笑みを見て、僕は伶奈さんと繋がった部分をゆっくり動かしていった。
そして、僕は体をもっと近づけてお互いの温もりを感じ合う。時々キスを繰り返しながら、繋がった部分はゆっくり、小刻みに、動かしていく。
「あ、あぁん…樹、こんなの、初めてぇ…いい、って感じが、体から湧き上がってくる…」
「玲奈さん、僕も、気持ちいいです」
僕はだんだん動きのスピードを上げて、振幅も大きくしていった。