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生徒会日和~Second Season~
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和~Second Season~ 44

 「中盤情勢でも載せさせてもらった麻生瑞樹さんと白川朱里さんを引き続き有力と見ている」
 「麻生瑞樹さんは剣道で実績あるということでしたね」
 「そう」
 「白川朱里さんはどんな感じの一年生なんですか?」

「そうだなー、あまり自分からは主張しない感じに見えた。それこそ去年の熱田さんみたいな感じかな?でも、内に秘めてるものはありそう」
「なるほど」

スピーカーの先が少し慌ただしくなった。
パラっ、パラっ、と原稿を何枚もめくる音が聞こえる。

「ええと、速報です。開票結果が出た模様です」

 「まず、投票率ですが、全有権者558人中453人が投票し、81.18パーセントです。80%超えはここ数年ではなかったことで、関心の高さがうかがえます。現在、開票率、約30%で……第一位、曽根梓さん、61票…」
 「まずは、開票会場に近い、三年生の票から開いている」

とりあえず現時点では梓さんがトップか…

「続くのが穂積樹くん、49票」
「樹くんは学年の枠に関係なく支持を集めているようだね」

いやそれは澪さんと美和さんがあの説明会で余計なことを言ったからでは…と思いたくなる。

 「…第三位に一宮早紀さん、35票、と続きます…中盤では曽根さんに次いで有力だったのに伸び悩んだ背景はどうお考えになられますか?」

 それも、新聞であまり良く書かなかったせいでは?

 「一宮さんが、何人かに穂積君への投票を働きかけた、という情報もある…」

 ええっ、早紀さん、希望するだけじゃなくてほんとにそうしていたのだろうか??

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