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生徒会日和~Second Season~
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和~Second Season~ 43

ああ、こんな放送やるんだ

去年は大して興味なかった…というか、投票自体やってなかった。自分が役員になったってのも後になって知った話だったしな。

「今回の選挙に関して、どういう見方をされてますか?」
「一昨年、昨年とは違って混戦模様だと選挙戦開始当初から思ってたかな」

 スピーカーの向こうの澪さんは続ける。
 「前役員の曽根梓さん、一宮早紀さんがどちらも有力で、それに成績優秀の特別枠、昨年度の唯一の男子役員の穂積樹君も二年生ながらかなり有力になって。これほど混戦になるのはここ数年ではなかったんだよ」
 「そうなんですか。中盤の情勢でも、本命曽根さん、対抗一宮さん、と挙げていましたね。最新の情勢はどうなんですか?」
 「我々の調査によると…」
 澪さんはここで一瞬間を置いた。
 「曽根さんと穂積君が横一線、それに続く、一宮さん」


!?
なんだと、僕が梓さんと同レベルにあるだと?
やっぱりあの時に新入生の前で説明したことでそうなってしまったのか?
うーん…正直会長というのは…

「3人の下、役員に選ばれそうなあたりには誰がいると見ていますか?」

美和さんが次の話題を振っていた。

 「誰が会長になっても、経験者に来てもらいたいのは変わらないと考えると、去年役員だった二年生 熱田葵さんや春田茜さんはかたい」
 「なるほど」
 「そして、これは新会長の判断にはるが、ソフトボールのエース、選挙でもかなり得票が見込まれるアリス ウェインライトさんの加入も結構可能性がある」

ああ、やっぱりなのか

でも会長になるにしてもならなかったとしてもアリスが加わるのは大きなプラスになるだろう。気心知れた人間がいてくれるのは助かる。


2人の話は続く。
「1年生で有力な候補はいますか?春田さんと熱田さんは去年もかなりの票が入ったと聞きます」

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