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生徒会日和~Second Season~
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和~Second Season~ 35


「樹くんも結構上手いね」
「そうかな」
大盛りを選んだけどまだイケそうな感じのするくらいお腹に余裕がある。
朝食も控えめにしたおかげだろうか。
味もなかなかいいし、ここを選んで正解だった。


「ごちそうさま。美味しかったね!」
「うん。次はどうしようか」

 「穂積くん、どこ行きたい?」
 「えっ?」
 菜摘さん、少し声を落とした。
 「あんまり自分の行きたいところばっかりじゃなく、彼の立場に立つと、どんなところに行きたいんだろうなあ、って思って」
 そう、予行演習なのだから、そういう役割もあるのだ。
 僕は頭を回転させた。この辺はあまり来ないが、通ったことはないわけではない。

 「川の方に、歩いてみようか」

ショッピングモールを出て少し下っていくと河川敷が見える。周辺は遊歩道が広めに整備してある。今日は天気もいいし気候もいいので歩くにはちょうどいいと思った。

「ちょっと暑い?」
「大丈夫。結構薄手なんだよ」
笑顔を見せる菜摘さん。今わかったことだけど、結構胸の膨らみが豊かだな…

 堤防に沿って葉桜が並んでいる。
 お花見の時期はきれいだったろう。
 「お花見とか行った?」
 「ううん。穂積くんは?」
 「僕も行ってない」
 学校とか近くでは見たけど、お花見って感じではなかった。歩さんとどこかの桜を見に行けたらよかったな、とちょっと思った。
 僕たちは堤防に並んで腰を下ろした。ふと隣を見ると、やはり胸に目が行ってしまう。
 改めて、正面の遠くの…ここまで来ると桜樹台で見るより結構近いが…山並みに目を移した。

あの辺りはまだ行ったことないな、確かハイキングコースがあったっけ。一度歩さんとも行きたいな……なんて思う。

「樹くんは……その、先輩とは、何度も…してるんだよね」
「ん?何を?」
菜摘さんの頬が急速に赤みを増している。

「えっと、その………身体の関係、みたいな……」
「ああ………まあ、ね」

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