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生徒会日和~Second Season~
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和~Second Season~ 33


「菜摘さんは自分でどっちがいいと思ってる?」
「えっ…そうね……黒でシックに固めるのもいいかなと思ったけど、こういう淡い色で柔らかくするのもいいかなって思う…」

 菜摘さんはやっぱり迷っているようだ。
 彼氏さんはどんなのが好みなんだろうか。
 訊いてみたいと思うし、わかった方が助けてあげやすいけどどうしたものか…よし。

「試着してみる?着てみたら具合や良し悪しが感じられるかも」
「そうするね。ありがと」

 気づいた、そういう顔で菜摘さんは柔らかく喜ぶと試着室に入っていった。
 試着室前で座って待つ。ふと周りをみると、あと二人くらい同じように座って待っている男がいる。これもあるあるなのだろう。
 やがて、菜摘さんは黒でまとめた服、そして淡い色で柔らかくした服、を着て相次いで僕に見せてくれた。

「実際に着てみて…どうかな?」
「こういうとアレかもしれないけど…僕は両方とも素敵だと思った。黒の方が決してダメっていうわけでもないし、普段とは違う感じで菜摘さんがいきたいなら…」
「ありがと。私も迷ってて…」

黒い服の方が身体のラインが目立つ気がした。よく見ると菜摘さん、かなりスタイルが良い。

 菜摘さんは両方のこぶしを固めるような動作をした。
 「よし、この黒コーデ、買う!…あの、これ、買います。そのまま着ていっていいですか」
 店員は菜摘さんをレジに案内後、タグを切って、すぐに再び着られるようにした。

 そして、僕は、黒の、体のラインがより出るようになった菜摘さんと一緒に店を出た。
 なんか、この店に入る前より、倍ドキドキする…

「つ、次はどこに行こう?」
より大人っぽい印象になった菜摘さん。表情も生き生きしていて緊張が高まってしまう。
「そろそろお昼だし、ランチしよう!」
「ああ、そうだね」

確かにお腹も空いた。デートだったらオシャレなお店に行きたいけど、高校生同士じゃ予算に限りがあるからなぁ。

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