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生徒会日和~Second Season~
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和~Second Season~ 31

 僕たちは電車に乗った。あまり乗らない方面の電車。景色も新鮮だ。
 「あの…」
 「何?」
 「穂積くん、剣道やってたときって、毎日練習してたの?」
 「うーん、そういう時期も、あったかな」
 「大変だったね」
 「大変じゃ、なかったかな。楽しかった。むしろ、練習しない日のほうが気分よくない、っていうか」

姉さんから勧められて始めた剣道である。その姉さんはまさに剣道一直線という感じの人で、学校が休みの週末でも道場で稽古に打ち込んでいたくらいだ。
それに教わっていた僕も自然と同じようになるわけで、いつしか剣道漬けの日々が当たり前のようになっていた。

その意識が変わったのが高校に入って、生徒会の一員になってから。
夏休みには小旅行みたいなこともして、むしろこっちが普通?みたいな気もしてきた。

「今はそうじゃないの?」
「うん、他にいろいろやることができたからかな」
「それっていつから?」
「生徒会本部に入ってから…だから、去年から、ってことかな」
「そうなんだ…」
 菜摘さんは窓の外に視線を向けて、ちょっと考えるような表情をした。
「彼氏、この4月に高一になったんだっけ?」
「うん」

菜摘さんの彼氏は剣道部だと聞いたけど、道場にそんな感じの子はいたかな?と思うようなレベル。人数は多くないけど一人一人に聞くなんてのはちょっとアレだ。

「剣道部って言ってたよね?」
「あ、その話、まだ決まってないみたいで…」
「えっ」

なんか似たような話を最近別の人から聞いたような…

 「高校に上がってからいろいろあったみたいで」
 「同じ中高一貫の男子校の高等部なんでしょ」
 あまり環境は変わらないのではないか、と一瞬思った。
 「うん、そうなんだけど、高校から入る人もけっこういるところだから、だいぶ新しいこともあるみたいで…あの、穂積くん、柏原先輩も、大学行って、結構いろいろあるんじゃない?」

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