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生徒会日和~Second Season~
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和~Second Season~ 26


「ちょっと考えさせてください。まあここまで言って嫌ですなんて言えませんけどね」
「期待してるよ」

彼からもいい返事を聞けそうだ。着々と足場固めは進んでいる。

「いたいた、穂積くん!」
廊下を歩いていると後ろから声をかけられた。長山さんだ。

 「あ、長山さん、久しぶり」
 「穂積君、野球経験者に声かけてくれてるんだって?どんな感じ?」
 「ああ、こういうリストなんだけど、今のところ好感触だよ」
 僕は長山さんにリストを示した。
 長山さんはリストを一通り眺めた。

「大体半分くらいは交渉してる。いい答えももらってるよ」
「そうなんだ……あっ」

長山さんが何かを見つけたようだ。

「1年3組の麻生くん……この子とは…」
「彼は一番最後に話をしようと思ってる。どうやら剣道もやってるみたいだし」
「もし、来てくれるなら、すごいかも」

 「彼は中学の県大会で、公立中をかなり上位まで引っ張っていった、って話題になってたんだ」
 長山さんはスマホを取り出してその記事を見せた。
 「ああ、あの中学、そういえばちょっと話題になってたかも…でも、そうなるとますます、何で高校でも野球続けようと思わなかったんだろう…」

僕も中学まで…ではないけれども野球をやっていた身である。
じゃあ僕の場合は、というと先に剣道をやっていた姉、穂積渚の影響が大きい。
野球と剣道とどちらを選ぶか、剣道だったら教えてあげる、みたいなことを言われたのだ。

彼、麻生くんの場合は双子の妹が剣道をやってるけど、それが何か影響があるのだろうか…

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