生徒会日和~Second Season~ 3
いつもの先輩らしくない。
しかし服の下の純白のブラは可愛らしいし思ったよりも胸も豊かで…股間が盛り上がりを見せてしまう。
「穂積…いや、樹の好きにしてもかまわない」
「ちょっと待ってください、まだやめるって言ったわけじゃ…有望な1年生男子が入れば僕の負担が和らぐって思っただけです。部自体も少しずつ進歩してるんですから」
伶奈さんの脱ぐ動作が止まった。
「ほんと?辞めないでくれる?」
「ほんとに辞めるときは、ちゃんと伶奈さんに相談しますから。引き止めるため、とか、安売りしないで下さい」
伶奈さんは、一瞬ブラジャーを腕で隠すような動作をした。が、それはすぐに解いた。
「樹、ありがとう…でも、引き止めるため、でなくても、その、もっと仲良くなりたい、気持ちは、ある」
伶奈さんの表情は先程までとはまた違った感じだ。
「その、お互い剣道部の部長になったわけで、こう、もっと親睦を深めたいと思って…樹は、色々、経験あるだろう?」
「伶奈さん………処女ですか?」
凛々しくて人気のある人だとは思うが人間的に不器用なタイプと以前から感じていた。僕のストレート過ぎる質問に伶奈さんは俯いてしまった。自分からやっておきながら、先輩らしくない仕草が可愛いと思ってしまう。
「だから…さっきの、好きにして、のような発言は、良くなかったかもしれないが…親睦を、深めたいから、いろいろ、教えてくださいっ」
伶奈さんは頭を下げた。
「伶奈さん、頭を上げてください」
伶奈さんは直立不動の姿勢に戻った。
「では、今年一年、また、よろしくお願いします」
僕はそう言って一歩踏み出し、伶奈さんの腰を軽く抱いて、伶奈さんの唇に自分の唇を触れさせた。
伶奈さんの身体が強張り、石のように硬くなる。
僕は唇を重ねながら伶奈さんの肩を優しく揺すったり、叩いたりしてリラックスするよう促した。
深いキスに移そうとすると伶奈さんはちょっと苦しそうに喉を鳴らした。
「あ、あっ、樹…」
「まだまだ、こんなものじゃないですよ」
僕は片手を伶奈さんの胸に伸ばす。