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生徒会日和~Second Season~
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和~Second Season~ 16


確かに、僕も名前を聞いたことがある。
東大や京大進学者もかなり多いという…それにあの学校は確か剣道部が強い。

「それで、樹くんにも聞きたかったことがあってね…」
「うん…何?」
「彼、剣道やってるみたいなの」

 「そうなんだ」
 「それで、剣道やってる人って、どんな生活パターンなんだろう、とか、どんなものが好きなんだろう、とか…」
 朝日さん、また自信なさげな雰囲気になってきた。
 「いやあ、それは、一般化は、できないなあ」
「そう…かなぁ」
「剣道やってるからって特別何かがあるわけじゃないよ。普通にスポーツやってる人と同じような感じで…」
いざ聞かれると自信がない。僕もそんなに特殊なわけではない……はずだ。

「朝日ちゃん、樹くんで予行練習とかしてみれば?」
横から茜さんが呑気に言い出す。

 「あ、それいいかも」
 「葵さんまでそんな」
 「どう?朝日さん?」
 朝日さんは、こっちを見てちょっと考える仕草をした。そしてニコッと笑った。
 「うん、穂積くんとのほうが緊張しないかも」
 「えーっ!」
 「嫌なの?」
 茜さんの声。
 「いや、嫌っていうわけじゃないけど…」
朝日さんほどの美少女とデート、というのはなかなかない。
しかし、僕には歩さんがいるわけだし………朝日さんに彼氏とうまくいってほしいという思いもあるけど、なぁ。

「えっと、樹くん…」
朝日さん、上目遣いは反則です。
「う、うん…予行練習なんだよね?本気に受け取ってもらうと、ちょっと困るところもあるけど…僕でいい、って言うなら」

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