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生徒会日和~Second Season~
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和~Second Season~ 139

まあ事情はあるんだろうけど、週一回休みにしても彼らのような強豪校はさほど変わらないような気もする。

「で、今はいるの?」
「いない。でも、この後来る、かも?」
うーん、あてになるのだろうか。
美幸ちゃんから受け付けはあっち、と教えてもらって向かおうとすると、入り口のドアが開く。

「ホントに来た!」
「え、行徳の水瀬…」

 “規格外の男”
 そのようにスポーツ紙やサイトで書かれた男。何度も写真や画像で見たその姿。彼は行徳のユニフォームを着ていたりはしなかったが、その存在感。間違いようがない。
 “やっぱり、思った以上に、大きい…”

店内はそれほど人がいなくてそこまでざわざわしているわけではないが、彼が来たことで空気が変わったような気がした。
ここにはよく来るようで店主のおじさんと少し会話して打席のゾーンに向かう。

「今日は150km打つかい?」
「そうですね。後でお願いします」

 「150km…高校野球では歴史上10人も投げてない…」
 長山さんが目を見開いてそんな独り言を言った。
 「やっぱり、見に来てる人、いるみたい」
 長山さんは次にそう言った。確かに、見ていると、それっぽい動きの人が2、3人見える。
 水瀬が打席のゾーンに立った。僕も、長山さんも、美幸ちゃんも、彼の方を見つめる。

「じゃあ、最初は140qで行くよ」
「お願いします」

140q。
それでも高校野球では速い部類だ。
マシンから投じられたボールは、僕の目では追いきれなかった…

カキーン

しかし水瀬はそれをいとも簡単に打ち返していく。

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