生徒会日和~Second Season~ 130
そのまま、両手をベッドの上につけて僕は自らの体を少し持ち上げる。持ち上げながら、一回歩さんにキスする。
そうして、今日一番の速度で前後に動き始める、
「ふゎ、しゅごいぃ…しゅごいぃ…」
「歩さん、幸せだよ!」
僕は速度を落とすことなく歩さんに呼び掛ける。
「わ、わたしもぉ」
激しくし過ぎて歩さんはもういっぱいいっぱいという感じ。
表情が蕩け、うつろな瞳で僕を見上げ、言葉にならない言葉を叫び続ける。
「ふぅぅううぁああぁ、樹ぃ、樹ぃぃぃいぃ!!!!!!!」
「歩さん、大好きだ」
「ふああっ、わ、私、もっ、、んぁっっっっ!!!!」
歩さんが限界を超えてしまいそう。
僕はラストスパートをかける。
どのくらい、動いていただろう。
いつしか、ちょっと「あ、イク」ってつぶやいて、次の瞬間に、前二回ほどではないが、歩さんの中に液を注ぎ込んだ。
「もう、お昼近いんだ…」
僕は、歩さんの上に覆い被さってしばらく歩さんの温もりを感じていたところ、歩さんは部屋の時計を見てそうつぶやいた。
歩さんの声と視線を感じて、僕も後ろを振り返る。
部屋のドアの真上にかけた時計は11時半過ぎを示していた。
ずいぶん長い間、お風呂も含めて、歩さんと愛し合っていたんだなと思い苦笑すら浮かべてしまいそうになった次の瞬間
―ぐぅ
歩さんのお腹から可愛らしい悲鳴が聞こえた。
「ご飯食べる?」
僕の言葉に、歩さんはまだぼんやりしている。
「まず、シャワー浴びようか」
「…うん」
お互い、液を軽くティッシュで拭いて、浴室に移動する。
「あ、ここは、一人ずつ浴びよう。一緒に浴びたら、また触りあって、お互いまたスイッチ入っちゃいそうだから」
歩さんはそう言ってシャワーを浴び始めた。