生徒会日和~Second Season~ 129
自分でも早いな、今日は何度でもできそうな気がしてきた。
「お互い様だよ」
「そうだね」
「挿れるよ」
先端を歩さんの入り口に擦り付ける。
「ああっ、また、おっきいのが、くる…」
腰を沈め、ズブズブと歩さんの中へ押し入っていく。
「ああっ、こんなに、一つになれて…しあわせ、しあわせぇ…」
「僕も、幸せだよ」
「ねえ…こういう幸せ…もう、特別なことじゃ、ないんだよね。私たちの、普通の、ことなんだよね」
「うん、そうだよ」
僕はそう言ってゆっくり動いていく。
「はああっ、ああっ、樹のっ、いっぱい、きてる、もっともっと、ああっ、いいっ!」
「歩さんも、可愛い」
「んああっ!い、樹、今はっ」
「好きだよ、歩」
ズン、と力強く歩さんの奥に向かって突く。
「ふああ、ああっ、それっ!それ、すごくいいっ、いいっ!!」
歩さんに覆いかぶさって、一心不乱に突き続ける。歩さんはもう文字にするのも難しいような声を上げ続ける。
「いつき、いつきぃ…」
それでも僕の名前は呼んでくれているようだった。
何分くらい経っただろう…さすがに、ちょっと疲れて、入ったまま動きを止めて歩さんの上に完全に重なり、歩さんの背中に両腕を回していく。
歩さんの鼓動を感じる。また絶頂してしまって反応はないけど、こうやって抱き合っているとお互いの温もりを感じられる。できればずっとこうしていたい気分だ。
「はぁ、あ、いつ、きっ」
意識朦朧としている歩さんが虚ろな瞳で僕を見上げる。
「もう一発、行くよ、歩」
「くあっ」