生徒会日和~Second Season~ 126
湯舟の中で密着しながら話は続く。
「え、どのくらいまでなんですか?」
「実は…数ヵ月前まで、そうだったんだ。小さい頃から、ずっと一緒に入っていた。中学くらいからは、恥ずかしいって思うようになったけど、なかなか言い出せなかったの。父さんが悲しむと思って…でも、樹が彼氏になってくれて、勇気出せた…」
俯いて、恥ずかしそうに頬を赤く染めて言う歩さん。
別に、からかったりするつもりで言ったわけではないけどかける言葉に困ってしばらく風呂場の中は沈黙に包まれた。
「歩さんは、素直で、優しい人なんだって改めて思った」
「樹…」
僕たちはお互いに抱き合い、キスを、長いキスをした。
「ねえ」
キスを終えて歩さんがいう。
「樹、すっかり2回目の準備できてる。もう2回目やる?」
一時縮んでいたその場所は、再び大きくなって歩さんの下腹に当たっていた。
「ええと、まだ、もうちょっと後で」
歩さんがそれを聞いてふふっ、と微笑む。
「樹のがすぐそこまで来てる…これだけ近くて元気すぎると、勝手に入っていっちゃうかも」
「歩さんは、ここでしたい?」
歩さんは返事はせずに、唇を重ねることで答えを示した。
身を乗り出しこちらに抱き着こうとする歩さん。
僕のソレの先端と歩さんの結合部が擦れ合う感触がした。
抱きついた歩さんは、下半身の方をより僕の方に擦り付けてきたように思えた。そうして、僕の先端は、ちょっとだけ、歩さんの中に、入っていった。
「あん…」
歩さんは小さく声をあげ、軽く身震いした。
「ほんとに、勝手に入ってきちゃった…」