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生徒会日和~Second Season~
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和~Second Season~ 121

「歩さんは大学で何かやってるの?」
「今のところは普通に授業受けて、空いた時間は美郷や新しく仲良くなった子たちとまったりしてる。大学の中にカフェもあるからね」

歩さんはジュースを飲みながら話を続ける。
「できたら週末は樹と一緒に過ごしたいな。この1か月くらいは樹のことが恋しくなってた」
「それは僕も」

 「ほんと?そう思ってくれてうれしい」
 僕と歩さんはしばらく見つめ合った。そしてどちらからともなくテーブルの上に手を伸ばして、握り合い、再びお互いの温もりを感じあった。

 「あ、まだ、話は終わってないよ」
 このママキスして、というような雰囲気だったが、歩さんは敢えて流れを断ち切る。
 「樹の場合は2年生票はたくさん取れると思う。1年生と3年生にはどんなアプローチしている?」

「アプローチ?まあ普通に校内で街宣活動みたいなことはしてるけど…」
「もうちょっと、グッとくるものを相手に植え付けてほしいな」
「植え付け……か」
「樹はみんなからそれなりに支持されそうだけどさ、もっともっと信頼される、愛してもらえるような………あっ、そっちの意味じゃないからね?ホントに樹を愛してるのは私だけだよ!?」

 この最後の一言は、歩さんある程度意図した発言だったようだ。その発言の後、顔をこちらに突き出して目を閉じた。僕たちは自然にキスした。でも、話の途中ということは分かっていたので少しの間唇をつけただけでもとの場所に戻った。

 実は、その前のセリフで、一年生や三年生のさらに何人かと関係して…ということが頭をよぎらなかった、といえば嘘になる。もちろんそんなことは口に出せないが。

「まあ今の3年だったら樹の好感度はかなり高いと思う…やっぱり課題は1年生だよね」
「ふむ」
「1年生にも生徒会の候補はいるはずだよね?去年の葵ちゃんと茜ちゃんがそうだったみたいに」
「その子たちとは会っていろいろ話をしたし、それとは別に強力な仲間になってくれそうな子(=佐奈ちゃん)を確保できたよ、一応」
「おお、やるじゃん樹」

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