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生徒会日和~Second Season~
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和~Second Season~ 13

 「柏原先輩とは最近どうなんですか?」
 「え、ああ、まあ、順調かな」 
 人に言うほど困難な状況、というわけではない。
 「朝日さん、いきなり、どうしたの?」
 「実は、私、彼氏できたんだ」
 「え、ほんと!おめでとう!」
 クラスメートの慶事は素直に嬉しい。
 「でも、すぐ別れちゃうかもなんだ…」
 「なんでそんな弱気に?」

どこか不安そうになる表情は、1年前に朝日さんが見せていたのと全く同じようだと感じてしまう。
「年下の男の子でね、彼の方から告白してきて、嬉しくてはい、って答えたけど…それからあまり進展がなくて」
「デートとかもまだ?」
「うん…私、彼にふさわしい人になれるかなって不安で」

朝日さんのような美少女だったら誰だって彼女にしたいと思うはず。
顔も、性格も、身体の面でも、言いよる男はその彼氏の他にもいたはずだ。

 「なんでそんなふうに思うんだろう?初めての彼氏なの?」
 「そうなんだ。だからどうしていいか分からなくて」
 「いままでにそういう話ほんとに全然無かったの?」
 「うーん、中学までは、ほんとに全然無かった。私暗かったからね。去年は…なんか誘われるようなことは、あった。でも、そういうこと、なかなかまだ自信持てなかったんだ」

「うん…」
教室に向かいながら朝日さんの話を聞く。
去年、生徒会室で聞いた話を思い出す。朝日さんは中学生の頃はあまりいい思い出がなかった。それを引きずって高校に進学して、歩さんに励まされ立ち直り、そのあと…

「今の朝日さんは、あの時とは全然違うな」
「そうかなぁ…」

 「去年一年、あんなに楽しく過ごせて友達もたくさんできたじゃん」
 「うん、女子は、ね」
 「男子からも声がかかったんだろう、それは、朝日さんと仲良くなりたいからだよ」
 「迷惑かけちゃうかもしれない。期待した私じゃないかも」
 「話してみないとわからないじゃないか。よし、彼氏を、デートに誘うんだ」
 「ええっ、私から?!」

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