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生徒会日和~Second Season~
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和~Second Season~ 119


「ふふ、あぁ、樹だぁ。久しぶりだなぁ、この感触」
イロイロと柔らかな部分が当たる。もう興奮を抑えきれない自分がいる。今、家には僕と歩さんしかいないのだからなんだってできる。

「でもちょっと早いかな…」
「ごめん」
「樹とは、話さなきゃいけない大事なこともあるんだしね」

 “大事なこと”と聞いて、僕は一瞬固まる。
 まさか“他に好きな人がてきた”とか言われるのではないだろうか…そうでなくても、いきなり留学とかで“遠くに行かなきゃならない”なんて言われる可能性もゼロではない…

 僕はいったん歩さんから離れ、体勢を立て直して、まず歩さんをリビングに案内した。
 「何飲む?」
「何でもいいよ」
歩さんをリビングに案内しソファーに座らせて、僕はキッチンでグラスとジュースを用意する。
100%のアップルジュースがあった。これでいいだろう。

「どうぞ」
「ありがとう」

久しぶりに2人で話す。
気になって仕方がなくて、いきなり話を切り出そうと思った。

「ところで、大事なこと、って」
「それはさ、もう、樹のことだよ。大事なイベントがもう直前に迫ってる」
「……あ、そういうことだったの」

 そう、それが本題だった。
 自分の行動のせいとはいえ、このデートが決まってから今日を迎えるまでかなりいろいろあって本題を忘れそうになるところだった。
 歩さんはアップルジュースを一口飲む。
 「で、今はどんな感じなの?」
 「うーん、どこから話そうか」
「梓と樹が決戦投票になったんだよね?それで今度改めて選挙を行うと」
「そういうこと」
「桜樹台は元が女子校だったから生徒会も全員女子だったけど、共学になった今はそんな縛りはもうない。もし投票じゃなくて後継者を指名できるなら樹を選んでたかもね」
「あ、そうなの…」
「だから思い切ってチャレンジしてみてもいいんじゃないかなって」

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