生徒会日和~Second Season~ 110
「う、うん」
他の人とはやっている、なんて言えない。
僕はベッドの上で上半身を起こしている。美幸ちゃんはベッドに来て僕に並ぶように座った。
そしてふとんの中に手を入れて、朝起きたばかりで硬くなっていた僕の部分に触れた。
「何するんだよ」
僕は、声が響かないように抑え気味に言った。
「小さい頃はさんざんお風呂一緒に入ったじゃん」
「そうだけど…」
美幸ちゃんはそこに触れ続ける。
「朝、硬くなる、ってほんとなんだ…彼とはまだ朝までってないから分かんなかった」
布団の中でモゾモゾと動く美幸ちゃんの手。
昔から知っている従妹だが、その時とは全く違う顔で、身体つきだって全然違う。
「美幸ちゃん…そんなにされたら…」
「ねぇ、すごい…このまま試させて…お願い」
「いや、だって僕ら…」
「誰にも言わない……絶対言わないから…」
僕が何か応える前に、美幸ちゃんは体をよじって僕の唇を、奪った。
あっけにとられる僕に、美幸ちゃんは続ける。
「樹お兄ちゃん、すっと前、私達、キスしたことあるんだよ。覚えてる?」
「ええと、ああ」
「私達、一緒にお風呂も入ったし、キスしたし、一緒に寝たことだってあった…他人じゃないんだ…だから、だから、少しくらい加わったって、変わんないじゃん」
「まあ、そうだけどな」
「樹兄さんに彼女さんがいるのと同じで、私にも彼氏がいる。でも、今はそのことは忘れて」
「うん…」
布団が取り払われた。美幸ちゃんは僕の寝間着をゆっくりと下ろしていく。
「凄い…樹兄さんの方が、大きい、かも…」
そして美幸ちゃんは、自らのパジャマの下とパンティを下ろしていったようだ。ようだ、というのは、僕の視界のかなり端の方で起こった出来事だったから。だから、その下半身があらわになった、ということは分かったがその具体的なことは見えない。
美幸ちゃんは僕の上を向いて硬くなった部分を手にした。