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生徒会日和~Second Season~
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会日和~Second Season~ 103

 「実は…結婚を意識、っていうか、いろいろ考えちゃって…これから社会に出て、仕事して、彼が隣にいて、っていうのが両立するのか、とか…」
 「彼とそういう話するの?」
 「ううん、全然そんなんじゃなくて自分で勝手に思ってるだけ…」
 「それこそ早すぎ!」
 姉さんがやや大きい声で言う。
 「今は彼とか関係なく将来を考えるときよ」
 
姉さんは大きくため息をつきながら言う。

「美幸ちゃん、来年高校受験でしょ」
「はい」
「志望校は決まったのかしら」
「はい。渚お姉ちゃんと、樹お兄さんと同じ桜樹台に」
「あら、それはいいじゃない。ねぇ樹」
「僕は歓迎だよ」

「だから彼も…」
「彼氏のことはいったん忘れなさい」

 姉さんはピシャリと言い、美幸ちゃんは一瞬しゅんとした。
 姉さんは続ける。
 「今の美幸ちゃんにこういうこというのは良くないかもしれないけど、中学生や高校生から付き合い始めて結婚まで行く人ってすごく少ないよ」
 「ええ、それは、分かります」

 その時、扉が開いて、母さんが入ってきた。

話はいったん中断される。
母さんが台所に立って夕飯の準備を始めると姉さんがその隣に来て手伝う。
美幸ちゃんと僕はテーブルのところで座ったままそれを見ているだけ…まあ2人で大丈夫だと思う。

「樹お兄さんの彼女さんは、あの中の誰なんですかっ」
「それは美幸ちゃんに当ててもらおうかな」

 「えっとお…」
 美幸ちゃんはスマホを取り出して操作し始めた。何やら結構スクロールしているようだ。
 「あった、あのときの写真」
 「いつの間に撮ったの?」
 「うーん、樹お兄ちゃんが寝てるときだったかな……で、樹お兄ちゃんの彼女…この、ちっちゃくて胸大きい人かな…確か、歩さん?」

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