普通の高校に女子限定クラスができた理由 98
直樹はゾクッとした。自分でしか触れたことの無い場所に、今、女子が、触れているのだ。
「なんか、先の方、触った方が、いいのかなあ?」
奈津美は、そう言いながら直樹の皮を剥き、彼の先端に触れ始める。
「これ、こんなになるんだね。よく知らなかった」
直樹の男性器に触れ、まじまじと見つめ、指先で弄る奈津美。
「知らない、って」
「さっきも言った。初めては、無理やりで、何にもわからないままだった」
奈津美は続ける。
「だから、直樹くんをもっと知りたい」
直樹のいきり立つモノを、奈津美は舌先で軽く触れた。
「……!」
直樹は声を出しそうになった。でも、光一や恋がまったりしているのを視界の端で見て、今声を出したら目立つような気がして踏みとどまった。
しかし、先端から徐々に液体が湧き出ていくことは抑えられなかった。
奈津美が必死に声を押し殺し快感を堪えようとしている直樹の姿を見て、微笑みながら汁の溢れていく先端を舌で舐め、その範囲を竿全体へと広げていく。
(可愛い)
直樹に対してそんな感情が芽生え始めた。
奈津美は竿の先端から根元まで丁寧に舐めるのを繰り返し繰り返し続ける。汁があふれ奈津美の行為が大きな音を伴うのを、恋は聞き逃さなかった。
光一は恋が向こうに注意を向けたのに気づいた。
「どうしたの?」
「三宮君もきっと気持ちいいよ」
光一も直樹と奈津美の方を見た。
直樹は快感に耐えている中でも奈津美も少しでも気持ちよくしないと、と思い、手を奈津美の下半身へと近づける。