普通の高校に女子限定クラスができた理由 103
直樹に精神的余裕はもうない。
目の前でブルンブルン揺れる奈津美の胸は彼を興奮させ、同時に奈津美の膣の締め付けが彼を苦しめた。
「あ、あっ、直樹くんの、ナカでどんどん大きくなってる、ひっ…いいっ…!!」
奈津美が快感で背を仰け反らせる。
「ダメだっ……」
我慢できなくなった直樹はもう奈津美の中に出すことしかできなかった。
「あぁ、柳井さん…出ちゃう…」
その小さい声での言葉とともに、直樹は、今日二回目の液を奈津美の中に吹き上げた。
だんだん硬さがなくなっていく直樹の部分。それとともに奈津美も動きを止めていった。
「あの、中に、あの、出しちゃった…けど、大丈夫?」
「うん、大丈夫。それより、三宮君、気持ちよかった、かな?なんか苦しそうだった」
奈津美はティッシュを手に直樹の上から降りながら訊ねた。
「そうだな……きっと慣れたらお互いに気持ちいいって思えるんだろうな」
「ごめんね」
「いや、柳生さんが悪いわけじゃないんだ、僕に余裕がなかっただけだと思う」
互いの行為が終わり、恋と奈津美、光一と直樹はその場で特に何もせずまったりと過ごしていた。
少し経ってそこに愛と礼も戻ってきた。
「礼、どこ行ってたんだ?」
二人が戻ってきたのに気づいた直樹が聞く。
「ええと、あの…」
「お風呂場に行ってたんでしょう」
恋も気づいて続ける。
「愛ちゃん、どうだった?」
「…うん、とっても、よかった」
愛は、下を向きながらそう応えた。
別に愛は不満があったり気持ち良くなかったというわけではなかった。礼とはとてもいい初体験だと思っている。その後で、今奈津美や恋の前に顔を出すのが恥ずかしかったのだ。
「みんなもこうあってほしいと思うな」
「そうね」
しみじみした後、男女協力しあって布団を並べる。合宿1日目の夜はこうして更けていくのだった。