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学校で寝泊まり
官能リレー小説 - 学園物

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学校で寝泊まり 6

「よろしくと言うか…もう合体済みだったよね?」
「立派な朝勃ちでした…」
「こんな起こされ方、初めてだよ」
真由はポッと赤く成りながらうっとり語った。
「出遅れた女子はこのやり方しか無かったもので…」
「いや君にハメて貰えるなら寧ろ嬉しいんだけど、今度からは前もって一声掛けて欲しいな。
流石にアレはびっくりしたよ」
「以後気を付けます」
 まわりを見渡すと、数組ヤッている人がいたり、終わって立ち上がりつつある人が何人かいたり、まだ寝ている人もいたり、という感じだった。
「今日って、何時に行かなきゃなんだっけ?」
「確か10時にオリエンテーションだったと、思います」
「結構ゆっくりでいいんだな…真由ちゃん、タメ口でいいよ。同学年だろ」
「うん、ありがとう」
 真由ちゃんはもう一度笑顔になって僕の頬にキスした。

 僕はふとんをどけてゆっくり立ち上がった。
「うーん、さすがに、そろそろシャワー浴びようかな」
「そうですね…いや、そうね」
 
 「この状態で服着たくないな…」
 僕は独り言のように言った。股間まわりには3人との分の液が…昨晩の分は乾いているとはいえ…こびりついていた。
 それは女子達も事情は似ていた。

 「おはよう!シャワー浴びに行くの?」
 後ろから声が掛かった。咲の声だ。
 「ああ、行こうと思ってるんだけど…」
 「私も行くところ。タオル巻いて行こう」
 「タオル巻いて廊下に?」
 僕は、タオル一枚でこの部屋から外に出る図をにわかには想像できなかった。
 「みんなやってるよ」 
 真由ちゃんと反対の隣に立った咲は視線でその方向を見ることを促した。
 確かに、クローゼットからバスタオルを取り出して部屋を出て行く人が男子も女子も一人、まて一人と見られた。
 “みんなやってるよ”…また「多数」か…でも、みんなやってるなら、おかしくない、ということだろう。うん、そうだ。そうに違いない、と自分に言い聞かせた。
 僕は咲と真由ちゃんと三人でタオルを巻いて廊下に出た。美香の姿は、ちょっと探したところでは見つからなかった。
案内図を頼りに僕らはお風呂場に到着する。
「入口が一つしか無いんですけど…」
「私は予想出来てたわよ!」
「あーん混浴ですわ」
僕らが辿り着いたお風呂場は見事に混浴仕様で入口から浴槽まで全て男女兼用、常にオープンであった。
「もうこういう物なんだから考えるだけムダよ、とっととサッパリしましょう」
「今更恥ずかしがっても仕方ないですわ、それよりシャワーですよ」
「考えるだけ無駄か…」
僕は思考を停止させると脱衣場でバスタオルを脱ぎ、すたすたと浴室に入った。
思えば、全寮制の学校といえばもしかしたら男女別々で刑務所のようなところではと心配していたのに、昔のように夜這いや混浴が当たり前で長閑で牧歌的ですらある。
最初に校内で目についた額縁に書かれていた男女和合もよくある理想論と思っていたら、たちまち童貞を捨ててしまっている。この時点で一人の時間がないとか不満が消し飛んだ。むしろ口を出して現状が変わることに恐れすら抱いていしまう。
女子のほうが多いと男子の立場はどうなのかと考える間もなく男女混合で大部屋で就寝というルールに驚き、そのまま気軽に同級生とセックスして、なんだか度胸がついたような気分だ。
もし普通の学校に通っていたら、女子の裸どころか性についても微塵も理解できていなかっただろう。男として成長できた実感は、どんな試験や部活動でもきっと獲れないほどかけがえないものである。
以前の僕なら股間を隠していたが、堂々とさらけ出し、むしろ夜と違っていろんな女子のおっぱいが見れると思うだけでワクワクしていた。
「ねえ、やっぱり巨乳を探してるの?」
「どこまでデカい子がいるのか興味ある?」
「こんなに女子が多かったら、当然爆乳もいそうだし…」

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