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御曹司と美少女親衛隊
官能リレー小説 - 学園物

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御曹司と美少女親衛隊 3

俺の実家や有沢本家も大きいけど、ここはその倍ぐらい大きい。

「叔母さんはいつもやることが派手だよなぁ・・・」

小さいころ誕生日に何が欲しいか聞いて『戦闘機(のおもちゃ)』と言ったら本物を買ってきた叔母だ。
勿論、後で親父が返品したがそんな叔母だからこれぐらいやるだろう・・・

本館らしい建物に来ると、着物姿の綺麗な女性が現れる。
どう見ても20代ぐらい、着物の上からでも分かる爆乳。
叔母の美春だ。

「たっちゃーん♪」

甘い声で俺に抱きついてくる。
この人はいつもこうだ。

そしてその後ろには制服姿の美少女。
これぞお嬢様と言う清楚で品のある物腰。
抜群の美少女でけしからんぐらいの爆乳。
従姉妹の美紗だ。


「遅かったわね」
「すまん…道に迷った上になんか危ない人たちに絡まれて」
「そう…」
よく言えばクール…なんだが、ちょっと冷たすぎる感もするんだよな。

「ご安心ください美紗様、我々が間一髪のところで達哉さまを救い出せました」
「涼那たちの実力なら当然のことよ…まあ、ごくろうさま」

「外での話もなんだから、早く中に入りましょ」
「叔母さんも美紗も…今日は学校はいいのか?」

「いいのよ、一族にとって学校なんて実験場にすぎないの。お金と人の使い方の」
「うるさく言う人も言えるけど、相応の対応をしてるわ。後で後悔するのは向こうよ。有沢をコケにしたり喧嘩を売るほうが悪いの」
そういえば、一族では競争で上に行くよりも負けっぱなしにならないことが重要だった。
俺が元いた学校も、彼女たちが裏から手を回して上層部の不正を細かくあぶり出して、当局が捜査している以上の情報をリークして理事長の一族が駆逐されている。
今度の学校で、もし偉そうな教師や威張っている体育会系が俺の学園生活を邪魔したら、人知れず退職や退部の憂き目を見るだろう。
少し遠慮できなかったばかりに、自分だけでなく家族まで失脚する場合もある。
敵は二人がなんとかしてくれるから、後は味方を増やすことが大事だ。親衛隊をうまく使いつつ、生徒以外に先生も味方に付けたい。
「達哉は私と親衛隊で守るから安心して頂戴」
「なんかそれ男女逆のような気がする・・・」

いつも通り冷たくてそっけないが、美紗はそんな事を言う。
いつもそうだから慣れてはきたけど、嫌われてるんじゃないかと思ってた時期もあったぐらい美紗は愛想が無い。

「当たり前じゃない、私は達哉の妻になるんだから・・・妻として支えるのは当たり前でしょ?」
「そうそう、お兄ちゃんから『達哉でよければやるぞ』って許可貰ってるんだからね!」

因みに俺と美紗はいとこ同士で許嫁らしい。
親父と叔母さんで昔に決めたとか言ってたけど、俺はてっきり冗談かと思ってたぐらい昔の話だ。

ガキの頃から身近にいた存在で、正直結婚以前にお付き合いするのも考えられない関係だったのだ。
美紗の性格は幼い頃からまあ、クールというかやけに冷め切った性格だったのもあるかもしれない。

「お食事はどうされますか?」
「うーん、時間的にまだ早くないかな?それより変な汗かいた。風呂入りたいなぁ」

そもそもこの屋敷、風呂がどこにあるかわかんないけど。

「了解いたしました」
「じゃあ澪、案内も兼ねて達哉の身体とか洗ってあげてね」

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