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生徒会アイドル化計画
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会アイドル化計画 13



彼女は制服のスカートを短くしたりセーラー服のスカーフをリボンに変えてるのも落選で拗ねたので周囲と一緒にするのをやめたのか、それとも大きすぎる胸から視線をそらそうと短いスカートや赤いリボンでごまかしてるつもりかもしれない。あくまで勧誘した身なのであえて胸のことは口にすべきでないけど、既に制服のアレンジとして浸透してるのも片山先輩のセンスが受けたのだろう。

「あっちは生徒会役員だけど、あたしたちはまだ一括りになってないじゃない」
「まあ、レッスンを本格的に始めてから、もとまればいいかなって」
「せっかくユニットだから、名前があったほうがいいでしょ?」
「そう、それが言いたかった」
「じゃあ、ネオンってのは?なんとなく思いついたんだけど」

まさか話題がいきなりグループ名になるとは思わず、箸を止めて急遽アイデアを出す。

「それ、すでにもういるし」
「デカメロン」
「なんか下品」
「先輩、なにかいい候補…ありますか?」
「…ボムシェル」
「小松さん、調べてみて」
「いや、椎名の方が」
「爆弾や砲弾って意味と、俗語で魅力的な女性やかわいこちゃんって」

椎名さんがスマホでその場で調べてくれた。正直辞書なんていまどき馬鹿らしいと思えてくる。
食事も用意してくれたし、一昔前ならカメラオタクと言われかねないのに配慮されていて申し分ない扱いだ。

「それいい、生徒会を吹き飛ばすってニュアンスも出せる」
「砲弾型おっぱいってイメージも出せそうだし」
「あえて数字を入れないのがいいですね」

ユニット名は概ね好評で片山先輩の頬が少しつり上がる。
素材は申し分ないのだからもっと笑顔が見たい。その調子ですと視線だけで訴える。

「名前も名前だし、胸を強調した衣装を作ってみたい」
「制服風でノースリーブとかいいかな」
「ちょっと恥ずかしいかなぁ…飛んだり跳ねたりすると目立ちそう」
「そこがいいところでもあるのさ」

「審査員の目に止まらないとね、頑張りも伝わらなし」
「土日は学校に泊まるってプランもあるんだけど、生徒会と違って専用の場所がないから…写真部の部室でいいかな?バレなければ、もっと別の場所でもいいけど」
「お互いまだ知らないこともあるし、仲間意識を養うのって大事よね」
「でも、グラビアを目指すにしても、まずビキニとTバックに慣れないと。放課後にみんなで行こうかなって、買い物の後はカラオケでも…二人も来て。男性の意見も大事だし」
「二人で行くと、生徒会のほうに対処できない。潤希、頼めるか?」
「ああ、そろそろ…あっちもいろいろ引き締めないといけない時期だしな」

俺達は腹も満たされたし、放課後の予定も立った。手分けしてボムシェルと生徒会役員を担当することでまとまる。

潤希には何かあったら俺もしくは高宮さん、それに百瀬先輩のうち誰かに連絡するよう告げ、二手に分かれ行動する。

「女物の下着とかよく知らないから…みんなのよく行く店とかがあればそこでいいよ」
「一応何軒かあるよ」
「君にももっと知ってほしいことはあるからね」

ボムシェルの面々は生徒会よりも前向きで向上心も高く、お互い切磋琢磨して高めあおうという意識が強い。
年上である片山先輩がなかなか心を開けないのは気になるが、残る1年生3人は想像したより気さくな性格だから問題ないだろう。
いずれ慣れてくれば先輩の笑顔がもっと見れるはずだ。

「私、こんなだから、下着はほとんど特注品で…大丈夫かな」

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