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生徒会アイドル化計画
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会アイドル化計画 1

俺が今通っている高校は男女比率2:8と、女子のほうが圧倒的に多い。
最近女子高から共学になった…と言うわけでもなく、学校の歴史的にもずっとこんな風だったと聞く。

そんなだからか、校長先生も女性、先生も8割くらいは女の人。
生徒会役員も女子がなることがほとんどだ。
だからといって男が虐げられているというわけでもない。もうすぐ入学して1年経つけど特に困ったことはないしイジメを経験したということもない。


「写真部ってここ?失礼するわね」
部室にわらわらと数人の女子が入ってきた…

入学して数ヵ月後、俺は仲良くなったヤツ(もちろん男)と写真部を立ち上げた。
まあ趣味の合うヤツ同士でいろいろ写真を撮って集めてまったり過ごすだけなんだが、ちゃんと届出は受理されたし活動費ももらっている。

「初めまして、写真部の板橋春馬くん、赤羽潤希くん」
「はあ…あなたはいったい?」
「知らないの?」
…いや今日はじめて会ったじゃん、そっちだってさっき初めましてって言ったよね?

「この間の生徒会役員選挙で会長になった新垣樹里よ!」
「同じく、副会長の紺野杏でーす」
「…書記の村山遥…」
「会計の酒井歩っ」
…なんか後ろの会計さんイライラしてそう、書記の人は逆に眠たそうだし。

「で、その生徒会役員が俺らに何の用です?」
「ふふ聞いてくれたわ、私たちの水着グラビアを撮ってくれない?」


「未成年ですよね?親や担任の許可もらいましたか?」

別に男だけの部活だからと、異性の被写体に飢えているわけでもない。
まず残念な美人で知られる顧問はカメラの知識はまるでないが、体育会系の顧問は嫌という理由で引き受けてくれただけあって人物の撮影の練習台になってくれた。
単なる生徒の母親なのに、PTAだよりに写真がほしいという理由で駆りだされて桜や体育祭よりも年甲斐もなく着飾った熟女を写すという試練も乗り切っている。
もちろん女子生徒にも目立ちたがりがいて、チアガールがそうだ。男の体育会系は少なくて奮わないから、女子のチームを応援するチアガールという虚しい役割のせいか練習に熱心ではないが、合コン向けにいい写真がほしいと頼まれたこともある。
生徒会に関わる旨味がこちらにはない。役員というだけあって人前によく出るから顔面偏差値は低くはない。水着での撮影はこれまでにない試みで、場所や規模によってはリスクが有る。
個人的には巨乳ならぜひお願いしたいが、現実はシビアなものでガムテープで谷間が作れても天然はさほど多くない。

「その辺は大丈夫よ。うちの学校はそこまで厳しいわけじゃないし」
「まあ、そうですけど」
…にしても突然過ぎるし目的もよくわからないし。今いる役員の彼女たちは皆揃って美少女だから水着になればそれは魅力的だろう。

「面白そうじゃないか、ハル」
「お前は単に女好きなだけだろ」
潤希は俺よりも乗り気なようだが…

「じゃあさ、とりあえず…全員スリーサイズ報告して」
「どうしてよ!」
「被写体の特徴を把握しておけば、最適なポーズでいい絵が撮れる。せっかくグラビアだし」
「…それは、そうだけど」
女子が多数の学校でも舐められないことは大事だ。
男子の制服がブレザーでも、女子はセーラー服のままなのは伝統とされている。
それに、役員なら教師にベッタリの風紀委員より甘いほうだ。
貧乳ならわざわざ写したくないし、彼女たちがどこまで本気か探っておきたい。

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