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生徒会アイドル化計画
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会アイドル化計画 14

彼女たちは胸を大きく見せたいでなく、ガチで大きい。よく可愛いデザインがないというグラビア出身のタレントも口にしている。
片山先輩ならブラウスのボタンも飛んだことがあるかもしれない。着替えの際も、制服がサイドでなく前にチャックがついたセーラー服で助かった手合いに違いない。
しかし、リストであるべきとされるのは、Tバックと地味なビキニだ。セクシーさを演出するには、寒いとか恥ずかしいと言っていてはいけない。
制服はプリーツスカートなので、パンティラインは出ないけど、都会で働く女性の中にはそれを気にしてTバックを愛用しているそうだ。もちろん無駄毛の処理も万全だろう。
ビキニもまずオーソドックスなデザインで、とにかく着用した状態に慣れてしいてはどこに視線が集まってるか分かるようにまでなれば、撮影する俺も楽だし写真も評価されやすい。

「流石に、水着は今の季節はなさそうね。お揃いのビキニとなると、やっぱりネット通販になりそう」
「ビキニは紐で結べばいいから、サイズは気にしなくてもいい。むしろ、ピチってしてるほうがセクシーでいっか」
「見せる用の下着は実用性は二の次。寝るときにガッチリホールドできるブラすればいいし」

駅ビルの中の施設で彼女たちは仲良く下着売り場を回っていた。
俺も本屋で芸能雑誌を立ち読みする。もちろん現役のグラビアやそこからステップアップした芸能人に関する記事やコラムに目を通す。
エピソードや美貌の秘訣などが見つかれば、彼女たちに助言できる。
そろそろ、彼女たちもなにか買えただろうと戻ろうと思ったら、メールが着信したので目を通したら潤希からだ。校内での宿泊の許可が下りたことと、兼業の生徒会より、プロジェクトのために集められたボムシェルの方が先生方からの印象が良いとの思わぬ知らせだった。

「ふふっ、プロデユーサー。本屋なんかにいたんだ。他校のJKに目移りしてるかと思ったぜ」
「そんなことないさ」
「スポーツインナーでいいのがあった。上下おそろいだし、安かった。上はスポブラだけど、結構ハイレグでセクシー」
「じゃあ、次は結成祝いね。これからカラオケに」
「それがいいと…思います」
「先輩がそう言うなら」

スポーツインナーなら見るからに下着でないし、土日はそれを着て4人で過ごしてもらえばいい。男にはわからないけど、ただの仲良しから更に互いのいろんな部分が見えてくるはずだ。
でも、今日は一区切り着いたし、彼女たちの歌唱力も確認できるチャンスなので、喜んで応じることにした。

少し歩いたところにある商店街の中に有名チェーンのカラオケボックスがある。
小松さんが会員証を持っていたので楽に入れた。

「よく来るの?」
「バイト仲間とか、ストレス発散に一人でも行くよ」

片山先輩は初めてのようで、キョロキョロと周りを見渡している。

「さあ、さっそく」
1年生3人はノリがよく、積極的に曲を入れていく。


グラビアを突破口にすると言いつつも、歌唱力も当然あったほうが有利だ。
俺は三人の歌に耳を傾ける。それぞれテンポ、音程、音域、英語の発音、肺活量と強みがあるみたいだけど、ゆくゆくは4人いっしょに歌える歌も持っていたほうがいいと感じた。
先輩の番が来た。小松さんは慣れてると思ったけど、正直この人については未知数だ。どんな結果でも気にしすぎてはいけない。
歌う勇気があるだけでもいい、そんな結論に達しようと思っていた刹那、声の良さに驚かされる。普段の控えめで落ち着いた様子と違って心に響いてくる。

「先輩、よかったです」

俺達は拍手をした。先輩とか爆乳を差し引いても、純粋にうまいと感じた。選曲にも性格が現れている。

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