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特進クラスの日常と事情
官能リレー小説 - 学園物

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特進クラスの日常と事情 25

 そんなこんなで、敦司と美羽は、互いに上になり下になって4回くらい絶頂して、そのまま同じベッドに入った。

 翌朝は、美羽はみな裸の敦司、アキラ、野乃花の笑顔に迎えられて目覚めた。
 美羽は、特進にきて初めて幸福を感じた朝だった。
 敦司はもうアキラ、野乃花とヤッた後だったが、美羽とキスして、そのまま一回ずつの絶頂を感じ合った。
 美羽は周り中が幸せになるようなあふれる笑顔で過ごした。


 そして、夏休みを迎え、夏休み特別合宿の時が来た。
 敦司は予定通り、3人を連れて、目的地へのバスに向かう。
 敦司は通路側に座り、窓側が美羽、その後ろにアキラと野乃花が座った。

 一番後ろの5人掛けの席には、真ん中に例の『女帝』。その両側を『親衛隊』が固めていた。
 「『親衛隊』の連中って、孕ませる加点ってどう考えてるんだろう?」
 「何か、噂なんだけど、大学の医学部の付属研究所の、人工子宮を、特別に使わせてもらってあの4人は孕ませてるんだ、っていう話がある」
 野乃花の言葉に、アキラがそんなようなことを言った。
 「ほんと!」
 「え、だから、噂だって」
 アキラの言葉は、野乃花に届いたかどうかわからなかった。
 「確かめてくる」
 通路側に座っていた野乃花は、勢いよく立ち上がり、最後列へ向かって歩いて行った。

 大学…ここの付属大学は通常は、普通クラスのかなり下位の人が救済的に推薦で行くようなレベルで特進クラスのメンバーは縁がない。
 しかし、医学部はそれなりのレベルを持っているとされる。付属研究所で先進的な研究が行われていてもおかしくない。
野乃花は後ろで少し会話をしたが、怪訝な表情で帰って来て敦司の耳元に顔を寄せる。
何事かと隣の美羽、そして後ろのアキラも身を乗り出してきた。

「どうやらね・・・セックスすらしてないみたいなの・・・」
「えっ?!、マジ??!」
「だってね『姫様に触れるとか恐れ多い!』とか『俺は姫様に忠節尽くすだけでいいのだ!』とか糞真面目に言うんだよ、あの男子達・・・」

敦司もそれを聞いて『マジかよ』って呆れ顔になったが、女3人は信じられないものを見るような目でチラチラと後ろを見る。

確かにあの5人・・・
特に女帝の成績なら妊娠による加点は影響少ないかもしれないが、余りにもストイックすぎて、むしろ肉欲の塊のような4人は呆れるしかない。

「・・・噂によるとね」

美羽がそこで思い出したかのように口を開く。

「彼女は、自分より成績上位になった男子に全てを捧げたいって言う事らしいよ・・・」
「えー・・・なんかそれ凄いと言うか変」
「よく我慢できるよなぁ・・・周りの男子もイケメンなのにさぁ」

女子らしく他人の色恋を3人が面白おかしく語り始める。

 「ねえ、敦司」
 アキラがちょっと改まった口調で切り出した。
 「敦司があの女帝を追い越したとき、まだボクたちとも、一緒にいてくれる?」
 女帝を追い越す!
 敦司には、考えたこともないことだった。
 敦司は、ちょっとその5人の方を向いた。
 敦司はその5人を見ながら想像してみた。自分を真ん中に、両側に美羽と女帝、そしてその隣にはアキラと野乃花がいる状況を。

同時に不安もあった。まだ占い師に女帝との相性を見てもらっていないし、もし女帝にセックスで圧倒されれば実質的な序列も変わってしまう。
まず女帝が頼りにしているものを知る必要がある。それなのに、女帝の裸体を想像するだけで敦司は勃起しそうになる。
彼女は肩幅があって背も高いが、バストは日本人離れした巨大さだし、ヒップも大きいのにウエストはくびれている。
何より、彼女は自分の美貌と豊満さをよく理解している。むやみに躓くこともないし、胸の谷間やスカートの中が見えないのに仕草も優雅でセクシーだった。

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