特進クラスの日常と事情 24
そして、敦司の無尽蔵な精力と性欲についても、まだ美羽は理解してなかった。
「そうだ、夏休みになったら合宿があるけど、連れていくパートナーは決めてるの?」
「ああ、そう言えばそうだな」
美羽のもう一つの計画がこの夏休み特別合宿である。
これは全学生対象に夏休み中行われる勉強合宿で、進学校らしい取り組みと言える。
ただ特進クラスだけは特別で、高級リゾートホテル貸し切りで行われるのだ。
ただこの学校だけに普通の合宿じゃない。
毎週金曜日にテストが行われ、成績が基準値に満たないと帰らされるシステムだ。
そして、ただのテストと言うだけでなく、点数はパートナーとそのグループの合計点が対象になる。
だから殆どのグループは平均点を確保する為に、人数を厳選して挑む事が多いのだ。
高級リゾートで愛し合い子作りできるだけに、合宿は人気だがグループの合計点で競うと言うルールが実に難しく巧妙であった。
「行くならみんなで行くさ」
「そうだよね、エッチなパートナー増えたから丁度いいよね」
敦司がそう言うとアキラが笑って同意する。
「敦司って私達二人だと性欲もて余すから、美羽さんがエッチで良かったわ」
「ええっ?!・・・二人で足りないって!!」
野乃花もそう言って喜ぶのに美羽は驚くが、確かによく見れば敦司の股間はまだギンギンに勃起したままだ。
「ああ、ボクも体力に自信あるけど、一日中ハメっぱなしでも敦司萎えないから大変なんだよ」
「そうね、敦司がセーブしてくれてるからやっていけてるけど、週末とか本気セックスだと腰が抜けちゃうわ」
どこか楽しそうに語るアキラと野乃花は、美羽から見ても女として充実してるのが見て取れた。
そして美羽はそんな敦司の股間を見る。
堂々とそそり立つそれがそこまで強い精力だと知り、股間がまた濡れてくるのを感じていた。
こんな精力でヤリまくられたら、夏休み特別合宿中に美羽も孕んでしまう気がしてきて、更に股間を濡らしてしまう。
「ごちそうさまぁ」
弁当を平らげた敦司は箸を置いた。
「さあ、じゃあ美羽、もう一回やろうか」
「ちょっと、待って。私まだ食べ終わってない」
「おお。ヤルのは待つ」
敦司は美羽の後ろに回り、胸を掴んだ。
「ああんっ!、がっつきすぎよ敦司君っ!!」
そんな声を上げるが、美羽の股間は更に潤んでくる。
そして、敦司の勃起する男根をチラチラと見てしまう。
それはまさに発情したメスの顔で、その顔が更に敦司を欲情させた。
「美羽はいい女だよなぁ・・・エッチだし可愛いし・・・」
「そんな事を言わないでよ・・・恥ずかしいわ・・・」
特進に入るまで敦司に好意はあったが男と付き合った経験は無し。
初めての男は奴隷や肉便器扱いだったし、恋人のようにいちゃつくのは初めてだったが、それが敦司だからと言うのもあるかもしれないが凄くいいものだった。
もう身体は調教の結果、セックスの為に十分に濡れる体質だったが、まさかこんないちゃつくだけの行為でここまで濡れるとは思いもしなかった。
快感が嫌いじゃないしセックスにも慣れた・・・
だが、今の美羽は初めてセックスがしたいと自分から思うようになってきていた。
食べ終わり箸を置いた瞬間、敦司に抱きつく。
「もう止まらないわよっ!」
「いいぜ、とことん付き合うさ」
敦司が美羽を押し倒すような形で三回立て続けに互いに絶頂を迎えている間に、アキラと野乃花はテーブルの上を片づけて、それぞれ予習に入った。それでもうらやましそうにちらちらと二人を見ることは仕方ないことだった。
そのあと、ちょっと一時休んだ敦司に美羽は言った。
「ねぇ、上になって、いい」
「いいけど、何でわざわざ聞く?」
「やった!私奴隷だったから、上に乗るなんて絶対無かったんだ!」
美羽は、ゆっくり仰向けになった敦司のモノを急ぎしごいて自らにあてがった。
「ああっ!私、動いてる!動けるんだ!あぁ、いい!!」
美羽は奴隷だった鎖の最後の残りを引きちぎるように、上下に前後に激しく動いた。