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特進クラスの日常と事情
官能リレー小説 - 学園物

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特進クラスの日常と事情 23

美羽が特進に上がったのは、敦司より一ヶ月早い3月だった。
一緒にいけなくて残念だったねと敦司と笑い合っていたが、まさかその時は自分にこんな事が降りかかってくるとは思ってもいなかった。

特進に上がってすぐ、美羽はとある男子の3人目のパートナーとして選ばれた。
なかなかのイケメンで、割とラッキーかもって呑気に考えていた美羽だったが、彼の部屋に入った瞬間、呆然としてしまった。

殆ど裸同然の姿で男子に平伏して迎える女子二人・・・
そして男子からこう告げられた。
『お前、今日から俺の奴隷だから』

余りの事に言葉を失う美羽に、女子の一人が言う。
特進クラスは成績が全て。
成績が下位の者が上位に逆らう事は許されない。
それが特進という権利を受ける義務であると・・・

確かにそんな説明は聞いた。
だけど、それがどんな事を意味するかは考えてもいなかった。

実は敦司もこれは聞いていたが、アキラや野乃花の性格や、敦司自体のおおらかな性格で有耶無耶になってる部分がある。

だから敦司もこんなケースが実感できないでいた。

青ざめる美羽に女子が更に言った。
嫌なら成績を上げて上位に行きなさい・・・
ここはそれが全て・・・
下位の者に自由なんてないわ。

それは彼女自身もそうだったんだろう。
仮に成績を下げて特進からわざと落ちたとしたら、パートナーの発言如何によっては退学すらありうる。
女子が言うとおり自分でパートナー以上の成績を取るか、彼が順位を落とす以外にぬけ出す術は無い。

ならば退学覚悟で逃げ出すか?
それもできない。
何故なら、この学園が人気なのは卒業生の将来が有望と言うだけでなく、学費が成績に応じて減免され、特進にまでなれば学費が免除されるからだ。

だが、退学すれば正規の学費を請求されると言うルールになっている。
それが巨額である事は入学の時の説明でかなり強く言われた事だ。

さして裕福な家庭に育ってない美羽にとって、その事は簡単に逃げ出せない理由になっている。
それに成績さえ上げれば抜け出せるチャンスはある訳だ。

美羽は選択肢なく、そっちに賭けざるを得なかった。

それに奴隷とか言われても、まだ彼女はそれほど性知識に精通してる訳でもないので甘く見ていたフシがあった。
しかし、そんな物はすぐに吹き飛ばされた。

『こいつに奴隷がどんなものか分からせろ』

その男子の一言で美羽を押さえつける女子二人。
ジタバタと暴れるが二人がかりだけに分が悪かった。
スカートを剥ぎ取られ、下着を取られ、そして・・・

彼女の初めては女子がねじ込んだディルドーによってなされたのだった・・・

その後も女子二人に散々に嬲られ、男子には犯され、美羽の奴隷生活は始まった。
余りのショックに最初は泣いて暮らした美羽も、唯一の希望『成績を上げる』事に活路を見出し、必死に勉強するようになった。
不思議な事に男子も美羽を犯しはするが、勉強の妨害はしなかった。

敦司が特進に上がった4月のテストでは、彼女は20位まで成績を上げるが、男子は14位。
いずれ追いつけると意気込む美羽だったが、そこから5月6月と彼を追い越す事はできなかったのだ。

勿論、その間も美羽は奴隷として調教されていた。

性技術を仕込まれ、身体もセックスに馴染んできていた。
毎日卑猥な格好をさせられ、陰部は常に濡れているぐらいまで開発され、徐々に抵抗する気力を失いつつあった。

そんな状況での7月のテスト。
彼女は15位と自己最高の成績まで上げれた。
抵抗する気力を失いかけた美羽だったが、特進入りした敦司の目覚ましい成績アップに希望を見いだせたのと・・・
男子から告げられた『夏休みにはお前を孕ませる』の一言が、若干の抵抗心を産んだのだった。

そのせいか、16位になった男子の成績を抜かす事になり、敦司も11位とパートナーを増やせるラインまできた。
もしこれで敦司に選ばれたら万々歳だし、そうでなくとも開放される。

奴隷には必要無いと、殆ど私物を持たせて貰えなかった美羽は、十分程で荷物をまとめた所で事務局から連絡が来た訳だ。

村山敦司が君をパートナーに選んだ・・・と。

彼女が敦司のもとに向かうと、パートナーが既に二人いる。別に驚くことではない。しかし、さんざん中出しされているだろうし、孕めばそのうち妊婦専用の棟に移ることになる。
校内を大きな腹で歩きまわらせないのと、母子ともに健全な発育を目指すという目的があるので、誰も隔離に反対できない。
私立として独自の方針を貫けるのも補助金を受けていないからで、どこからか妊娠や出産の義務を知った女子の中には、三年になってから特進入りを目指すものもいた。
家が貧しくても順位次第で可能だが、容姿とスタイルに恵まれない女子はパートナーになれず、裏のルートで金を借りて整形するという悲惨なケースも有る。
二人が妊娠すれば、孕んでいない自分が新たなパートナーになれる。女子の枠が広がって頭数が増えても敦司がそこから新たなパートナーを選んでも自分のほうが古参となるし、いろいろと恩を売っておけば出産して復帰した時にもフォローできるとプランを立てていた。
当然敦司が占い師の助言で特進行きを果たしたり、順位を伸ばしていることは知らない。

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