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特進クラスの日常と事情
官能リレー小説 - 学園物

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特進クラスの日常と事情 20

「それは・・・野乃花の妊娠を認めろと?」
「いや・・・君に尽くしたいと言う想いが強くなるのが一番良い・・・さっきと言うことが逆になるが、ザーメンの状態を見ると遠ざけてしまうより、そう言う関係を築くのもいいかもね」

これだけで分かってしまうカンナにいつも驚かせられるが、こうやって精液を集めているから占いの精度が上がってるのだから不思議なものであった。
そして、カンナはこう言って締めくくった。

「数日後の7月のテスト・・・君がこのままランクアップして次の女と巡りあう事ができれば、君の人生の大きな転機になるだろうね」

その言葉で今回の占いは締めくくられたのだった。



寮に戻った敦司。
敦司を迎えたのはいつも通り全裸のアキラと、裸エプロンの野乃花だった。

「おかえりなさい、敦司・・・」

頬を赤らめて恥ずかしそうにする野乃花。
裸なんて見慣れたとは言え、こう言う反応の方が普通だ。
アキラで麻痺していたからこれは新鮮だった。

「おかえり敦司!」

こっちは全く恥ずかしげもないアキラ。
だが、その身体に変化があった。
乳首に小さな銀のピアスが付いているのだ。
まじまじとそれを見た敦司が思わずアキラの乳を掴んでしまっていた。

「これは?・・・」
「野乃花のを見てさ・・・もしかしたらいいのかなと思ってやってみたんだ・・・」

頬を赤くするアキラ・・・
これは珍しいと言うか、女らしい仕草のアキラなんて敦司は初めて見たかもしれない。
衝撃的だが、同時に股間が熱くなるのを感じていた。

正直、敦司は野乃花の全身ピアスは好感を持っていなかった。
もう敦司の所にきて乳首や割れ目程度まで減った事に安堵してたぐらいだ。
だが、アキラのピアスは意味合いが違った。
今の敦司はそれに性的興奮を覚えるぐらい、アキラが女らしい反応を見せたのだ。

つまりこの二人はそれぞれが特異な性癖を持っていたが、それが双方に上手く作用していい状態になってきていたのだった。

「いいじゃないかアキラ」
「そう言ってくれると嬉しいな・・・野乃花と一緒に頑張って選んだんだ」

敦司の為におしゃれしたいって気持ちがアキラのいい変化だろう。
そして野乃花も裸エプロンで恥ずかしそうにする様が何かすごくそそる。

「野乃花もエロくていいね」
「喜んで貰えたら嬉しいわ」

さっきカンナの言った通り、尽くしたいと言う気持ちの現れがそうさせたのだろうけど、これはこれでいい。
敦司は次の試験に力を貰ったような気がしていた。

二人は暫くこれをさせておこう・・・

二人を左右に抱き寄せ敦司は言う。

「二人にこんな事されたら、俺止まらないよ・・・」
「うん・・・ハメ倒してほしい・・・」
「ええ・・・敦司の好きにして頂戴」

もう我慢の限界を超えた敦司は、二人を左右に抱いたままベッドルームに直行したのだった。

 敦司は二人をベッドに横たえると、急いで自らの服をすべて取り去った。ソコは、さっき人形に出したばかりとは思えないほど準備ができていた。

 「どっちから行くの?」
 「じゃあ、野乃花から」
 敦司は正直どっちにもすぐに挿れたかったが、まずは手前にいた野乃花に近づき、エプロンを外した。
 二人はそのまま抱きしめあい、何度も濃厚なキスをした。そして敦司のうしろからはアキラが抱きつく。
 野乃花は手で敦司の突起を探り、自らの秘部に導こうとした。
 「敦司の子供ほしいな」
 野乃花は、小さい声だが、はっきりそう言った。
 「うん…でも、生まれたらどうやって育てよう…」
 子供のことは、カンナに言われてはいたが、敦司の頭の中はまだまとまっていなかった。
 「知らない?特進同士の子供は、将来ここに入ることを条件に、その子がここを卒業するまで学園で預かってくれる」
野乃花が言うには、そんな育児支援だけでなく、男子なら孕ませた人数、女子だと妊娠すれば内申点に大幅に加味されるらしい。
故に二年生の秋頃には女子の大半は妊娠し、三年生で特進クラスに残る条件には妊娠孕ませが必須とも言われてるそうだ。
そして男女共に大学入試や就職にかなり便宜が図られるらしい。

これは学生のうちに妊娠出産を済ませさせて、優秀な遺伝子を早期に確保。
そして社会に出て育児休暇による生産性低下を防ぎ、なおかつ人口増加に役立つとか多くのメリットがあるからだ。

そう言う説明を半分聞き流していた敦司。
そう言えば特進に編入される時に説明を受けたのを今思い出すのだった。

だが、まだ心は決まっていない敦司は、アキラに目を向けて聞く。

「アキラはどうなの?」
「ボクは・・・」

敦司の問いにアキラが珍しく俯く。
そして顔を赤くしていた。

「敦司が嫌な訳じゃない・・・だけど、ボクはまだママになるイメージが自分でできないんだ・・・」

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