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特進クラスの日常と事情
官能リレー小説 - 学園物

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特進クラスの日常と事情 19

「君が下がる可能性は・・・このまま二人とセックスしていれば無い・・・10位ぐらいまでは順調と見てるのは前回の占いと全く一緒よ」

なら野乃花のヤリ収めとは何がいいたいのか敦司は考えこんだ。

「時期尚早と言ったが、野乃花が君の子を強く望んでいる気は出ている・・・今は7月、夏休みが終わって9月には15人増える不確定要素を彼女は考えてる可能性がある」

その15人は9月第1週目のテストではさらに既存の25名に加えて成績優秀者が特進クラスに加わることとなるのだが、そのうち5人が女子だけの推薦枠と言う不確定要素の事だ。

「その不確定要素が現れる9月までに野乃花が俺の子を妊娠する気と言う事なのかな」
「野乃花はマイナスの気を発するぐらい自己評価が低い・・・自傷行為もそれが要因と言える・・・だから女子枠が増えれば自分が不要になると考えてるのだろう」

つまり、敦司に捨てられる前に子供を妊娠しようと考えてるとカンナは見ていたようだ。
そもそも敦司に捨てるつもりは無くても、野乃花が危機感を持ってヤリ収めと言った可能性があるのだ。

「いっそ、パートナーを辞めるか距離を置くのも悪く無いわ。君のほうが特進に入ったのが遅かったわけだし。そもそも、性に溺れすぎて視野が狭くなってるの。自由を与えられてるのに、活用できてない。エリートコースから外れる人のパターンね」
「野乃花を孕ませても結婚できるわけでもないし、学校ができた子供を養ってくれるわけでもない」
「孕ませないで気持ちいいプレイをすればいいの。お尻ですればいいじゃない」
「確かに、彼女はマニアックですから、やろうと思えば…」
「新しいことをするのも、倦怠期の打破にはいいものよ。新しい女子に関しては、情報が入ったら改めて見てあげる。パートナー向けかどうか」
「今日は占いというよりカウンセリングですね」
「それでも、助言は助言よ。ちゃんと、ザーメンもらうから」
「どんな方法で?」
「そこに人形があるでしょ?ゴム付けてエッチしなさい」
 敦司がカンナの示す方向…ワゴン車の荷台…を見ると、タオルケットをかけられた、等身大の人形があった。
「タオルケットを取ってごらん」
 敦司がそちらに近づいてそうすると、その下からは、ぞっとするほど人間の女性の裸に見える精巧なボディが現れた。
「これは…」
「見たことはないか。はい、ゴム」


よくできてはいるが、両目が閉じられていて口が丸く開かれてる部分に卑猥さを感じさせる。敦司自身はこれまでのアブノーマルだったり倒錯した行為も胆力を鍛えるためと割りきってきた。
今ではキャンピングカーを見るだけでエロい気持ちになるぐらい関連付けられている。男女の交わりで運気を左右すると教えてこられ、人形には魂がないしサゲマンも何もない。
「穴は三箇所よ、空気で膨らますのより、ずっとマニアックでしょ」
ザーメンにノルマが課せられてるのもいつもどおりで、これまではあちこち開発されてきたから、今度は本番の腕前も試されているように思えた。
敦司は避妊具を装着すると、物言わぬ女体を模した相手に挑む。秘部もリアルなので、不思議と勃起しており、そのまま人形の股を開くと挿入する。
「AV正常位ね、その子のオマンコはどう?」
「こんなにリアルなんて…」
敦司が腰を振ると、カンナはじっと見つめる。
最近は3Pもするから見られながらと言うのもやったのだが、それでもカンナに見られるのは気恥ずかしさがあった。

「腰の振り方がいい、しっかり男の腰つきね」
「そ、そうすか・・・」

この論評も褒められているのだが恥ずかしい。
それでも敦司は視線に耐え腰を振り性を吐き出す。

「ザーメンもいい具合、二人に随分男を上げて貰ってるようね」

ゴムに吐き出された精液を眺めながらそう言うカンナ。
そして、それを眺めながらこうも言う。

「アキラがオンナになるつつあるね・・・いい傾向だわ」
「女に?」
「そう・・・彼女が心の闇を克服しつつある・・・陽の気が溢れて君にいい効果をもたらすね」

カンナはそう言うと、ゴムを手に持ちながら水晶球を撫でる。
そして目を閉じて何かを感じるように少し上を向く。

「野乃花も母性が宿ろうとしてる・・・恐らく妊娠したい欲求はそこからね・・・このまま野乃花の母性も満ちると君にもっといい影響が出るだろう」

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