特進クラスの日常と事情 16
上からの、2人が舌を絡めるクチュクチュという音。そして陰茎からの感覚。敦司はだんだん、限界に近づいてきた。
“イキそう!”敦司は心の中で叫んだ。口はふさがっていたので。
そして、敦司は野乃花の中に、自らの分身を送り込む。
それとともに、野乃花の動きはスローダウンして、そしてクチュクチュ音も止まった。
「よかったあぁぁ」
余韻から醒めた野乃花が敦司に抱きつきながら言う。
セックスが好きな野乃花だが、こんな満足できたセックスは久しぶりだ。
敦司の胸にしなだれながら、まだ天を向いて硬い竿をそっと掴む。
「凄いだろ敦司って・・・あ、ボク・・・コンビニで弁当調達してくるね」
その逆隣にいたアキラがそう言って身を起こした。
「え、ご飯作るわよ」
「多分無理と思うよ・・・だって敦司まだ全然満足してないからね」
料理得意の野乃花だから当然作る気でいたが、アキラは意味ありげに笑うばかりだった。
そして、敦司は身体を動かし、野乃花にのしかかって言う。
「まだヤリ足らないから、もう少し相手して貰うぜ」
「あ・・・そりゃ大歓迎だけど・・・」
こんな気持ちのいいセックスなら歓迎だが、野乃花はアキラの言った事が理解できないでいた。
5、6発程度なら大丈夫だし、複数プレイもこなしてきた。
少々の絶倫程度では十分余力がある筈だ。
「じゃ、敦司・・・ボク、コンビニ行って時間潰してくるからね・・・野乃花、しっかり可愛がって貰いなよ」
アキラはジャージを着こむと笑顔で敦司と野乃花にそう言って手を振る。
それを見送った敦司は、野乃花の割れ目に肉棒を挿し込んだのだ。
そして、アキラが帰宅すると・・・
ベッドルームから獣のような声。
喘ぐと言うより、それは獣の声と言うような唸り声に聞こえる。
アキラはテーブルに袋を置いて、ベッドルームに向かった。
この特進クラス専用の寮部屋は、一般生徒のワンルーム構造と違い1DK構造バストイレ付きだ。
一般寮と較べて倍近い広さで、しかもベッドはキングスサイズのダブル。
これが更に順位が上がると、もっと広い部屋になる。
アキラはキッチンのテーブルに荷物を置くと、獣声響くベッドルームに入る。
そこでは息も絶え絶えにバックから敦司に犯され唸る野乃花がいた。
若干視線も泳ぎ、翻弄されるままに突かれ続けている。
「いひぃぃぃぃっっっ!!!」
敦司が射精して絶頂したのか、野乃花は痙攣しながら潰れた帰るのようにガニ股でベッドに突っ伏す。
敦司は一息つくが、まだ股間はいきり立ったままだ。
「野乃花は良かったかい?」
「ああ、アキラ程タフじゃないけど好きだな」
アキラはジャージを脱ぎながら敦司にそう言うと、敦司も若干枯れた声で言う。
恐らく、野乃花の具合の良さにかなり飛ばして彼も疲労して声が枯れ気味んまのだろうが、股間には全く疲れは出て無いようだ。
「ボクがオマ○コする分、残ってるみたいで安心したよ」
「何言ってんだ、アキラの分残してるに決まってるじゃん」
そんな会話をしながら全裸になったアキラが敦司の股間の上に腰を下ろす。
「んはぁ・・・敦司のお陰でさ・・・女っていいなって思えたよ・・・」
「俺もアキラをパートナーに選べて良かったよ」
潰れる野乃花を尻目に、座位で唇を重ねる二人。
恋人同士と言う意識は二人にあまり無いが、パートナーと言う絆は互いに強くなるのは感じていた。
「あぁ…う〜ん、よかったぁ」
野乃花が起き出したときには、敦司とアキラはもう事を終えて2人でカーペットの上で寝そべっているところだった。
今は、彼の陰茎は休んでいる状態だったがついさっきまでアキラの中にあったのだということは、その濡れ具合から分かった。
「敦司、あれからすぐアキラとやったの?すごぉい」
野乃花は、尊敬のまなざしで、そう言った。