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Figurine Girl
官能リレー小説 - 学園物

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Figurine Girl 3

「茂男!あんた高校二年生にもなって親に起こされて、恥ずかしくないの!?」
いつもうるさいお袋、今日くらい黙ってくれねえかな。そう思った瞬間、
「!?」
それまでうるさく喚いていたお袋がそのまま凍りついたように動きを止めてしまったのだ。
「な!?」
近づいて頭に軽くチョップを食らわせてみたが、全く反応はない。
「まさか、まさか・・・」
俺は半信半疑ながらも、頭の中でお袋動け、と念じてみた。すると
「・・・!?なに?何が一体?」
再び動き足したお袋が、動揺したように辺りを見回す。
「(夢じゃなかった、夢じゃなかったんだ!!)」

「いってきまーす!!」
朝飯を食った俺は喜びでいっぱいの状態で、家を出た。
この能力、マジで使えそうだ!!後はどのタイミングでつかうか、だが。しかし、『女の子』と言ったのにお袋までその範囲に入れられたのは少し複雑だ。
そう考えていると、例の道路に出た。道路の反対側には女子高の生徒たちがいつものようにはしゃぎながら歩いている。紺のブレザー、赤いリボン、太ももがよく見える短いチェックのプリーツスカート、いやJKってホントすばらしい!
さすがに行きに例の能力を使うのは色々面倒になりそうだから、帰りにするとしよう。


そして待ちに待った下校時間、俺はいつもと違って道路の反対側、つまり女子高の生徒たちが通る通学路の方にいた。
勿論、直接見られないよう、狭い路地に隠れた状態でだ。
登校時間と違い、下校時間は一人で帰る娘がよくいる。そこを狙うのだ。
待ち伏せすること30分、ようやくちょうど良い獲物が近づいてきた。
「(あ、あの子は加村の情報によると、白山女学園の2年の山下 加奈さんか!?)」
実は男子校、女子高と分かれていても、同じ中学で友達だった連中は多い。そう言った伝で情報が漏れ出すものなのだ。
「(まずはあの子からだ!)」
俺は彼女が一旦通り過ぎるのを待つと、その後ろに立った。
「山下 加奈さん?」
山下さんは驚いたように後ろを振り返った。
「へ!?あなただれ・・・ああ、その制服、隣の共立学園の人?」
「え、ええそうですよ」
当然といえば当然だが、明らかに彼女は警戒している。同年代の男がいきなり後ろから声を掛けたのだから無理もない。
「早速なんだが、アンタおれと楽しまない?」
そう言ってにやりと笑うと、俺は心の中で念じる。
「(人形のようになれ)」
その瞬間、山下さんは、まるで糸の切れたマリオネットのようにそのまま倒れた。その拍子に短いスカートがめくれ上がりパンティが丸見えになってしまう。
「へへへ、この能力、マジで使えるな〜」
笑いながら山下さんを見下ろす俺。あたりには誰もいない。

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