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Figurine Girl
官能リレー小説 - 学園物

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Figurine Girl 2

「実はの、お前さんの願いを一つだけかなえてやろうと思ってるのじゃ」
「はぁ!?」
このジジイ、ありきたりなことを言ってくれる。
「何でも良いぞ?金持ちでも良いしヒーローでも良いし、何なら永遠の命だって良い!ただし神交代はダメじゃがね」
「そこはしっかりしてやがるな、だが何でいきなりそんな気前の良いことを?」
「実はの、最近わしも暇でな、やることがないんじゃよ」
「神様ともあろうものが暇とな・・・」
「いっそ核戦争でも起こしたろうかと思ってたがな、さすがにそれはまずいかと・・・」「それは絶対にダメだろ!!」
このジジイ、とんでもねえことをあっさり言いやがる。
「ま、まあ、ようは暇つぶしじゃ、小さなことからやってみようかと思っててな」
「つまり俺はモルモットみたいなもんか」
「と、とにかく、何でも言ってみなされ!」
俺は少し考えた後、答えを出すことにした。
「じーさん」
「わしゃ神じゃ!」
「わりぃ、神サマ、それじゃ俺の願いを言う、俺の願いは、俺の意思で女の子を操る能力を得る事だ、眼力か念力かを使ってな」
「さーすが、スケベ男子、予想通りじゃ」
「そこは思春期の少年と言ってもらいたいね」
「本当にそんなんでいいのか?」
「ああ、もちだ」
「わかった、ホレ」
ジジイは手にした杖を振り上げ、俺の頭に振り下ろした。
その瞬間、俺は頭がはじけるかと思わんばかりの痛みを感じた。
「うううああああああ!?」
「我慢するんじゃ、能力を授けるのはそれ相当の苦痛が伴う、それに耐えてこそ神の恩恵をうけられるのじゃ」
そういうジジイの声もだんだん聞こえなくなり、視界が真っ暗になった。


・・・茂男!起きなさい!!早く!!遅刻するわよ!
お袋の声が聞こえてきた。
「なんだ?」
視界に自室の天井が移りこむ。どうやら朝らしい。
「まったく、アホくさい夢だぜ」
ドアが開くと、お袋がどかどかと入り込んできた。

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