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閉鎖無限学校
官能リレー小説 - 学園物

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閉鎖無限学校 7

「ご名答だよ」
突然音楽室に重々しい声が響いた。
「だれだ!?」
周りを見回しても誰も居ない。
「どこに居るんだ!出て来い!」
まずモップを構えるがやはり頼りない、あわてて近くにあったシンバルに持ち替えた。これなら盾にも使えるはずだ。
「ここだよ、まったく最近の子供は本当に観察心がないな・・・」
もう一度あたりを見回すと、ふと壁に貼り付けられた著名な音楽家たちの肖像画が目に入った。
「おい、まさか・・・そんなありきたりなことが・・・」
真ん中にあったベートーベンの肖像画の目が動き、口を動かした。
「どうした?肖像画がしゃべってるんだぞ?怖がらないのか?」
さすがの俺もこれには呆れた
「ありきたりなんだよ!アホが!動くベートーベンの肖像画なんざ今の時代『学校の七不思議』でもネタにされねえぞ!?」
「失礼な・・・これでも私は著名な音楽家・・・の肖像画なんだぞ?」
僕はベートーベン(肖像画)に向かってシンバルを向けた。
「今すぐ俺たちをここから出せ!!」
「ああそうしてあげよう、だが君が頼みごとを聞いてくれるのであればだが・・・」
「なんだ?言え!」
「まず、そこの石膏像に憑依する」
ベートーベンは済みにあった自身の石膏像を見た。
「どうしてわざわざ石膏像に?その・・・俺に、憑依したり・・・なんてことは考えてないのか?幽霊なら普通はそうすると思うんだが・・・」
「君は精神力がかなり強い、だから憑依しようとしても弾かれてしまうだけだ、だから変わりに石膏像を使う」
「で、石膏像に憑依したら、何をしようと?」
「勿論きまってるだろう・・・」
にやりと笑うベートーベン(肖像画)
「そこの娘と一発だ!」
それを聞いた美香は怯え始た。
「さっき、そこで伸びてる教師に取り付いたときは、前戯だけで止まってしまったが、今度こそ!」
どうやら、このエロ霊が斉藤に取り付いていた際、前戯はあれど挿入直前で俺に阻止されたらしい。哀れと言うか安心したと言うか、とりあえずまだ美香は『初めて』は失ってないようだ。
「さて、準備は整った」
いつの間にか石膏像に霊が憑依していた。驚いたことに胸像であるはずの像に手足が生えている。しかも下半身にはまるでダビデ像のような立派なモノまで付いていた。
「さあ、約束だ」
そう言って再び美香に掴みかかるベートーベン(石膏像)
「ひい!!」
「美香、あきらめてくれ〜、悪いけど無事出たいし・・・」
ベートーベン(石膏像)は美香の制服を脱がし始めた。
「じゃ、ちょっとおれは先に出たいから、ドア開けてくれる?」
「いいだろう、ほれ!」
ドアが開いた。
「どーも、それじゃゆっくり楽しんどくれ」
僕は音楽室の外に出た、シンバルをもったまま・・・。
「さあ、可愛い娘さん!私と楽しもう!」

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