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閉鎖無限学校
官能リレー小説 - 学園物

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閉鎖無限学校 6

僕は近くにあった掃除用具入れからモップをとり、柄だけを外した。
本当ならサブマシンガンでも欲しいくらいだが、丸腰よりはずっとマシだ。
先ほどトイレで会った地縛霊はわりと友好的だったが、ここに潜んでいる(かもしれない)奴はそうでないかもしれない。
「桜井さん?桜井美香さん?いるか?」
恐る恐る音楽室へと足を踏み入れる。
「ま、牧野君良かった無事だったのね全然帰ってこないから、みんなで探してたんだよ。」
美香さんは教壇に立っていたけど少し様子が変だった。
「なにしてるんだ?早く行こうよ。」
「あっ。うっん。で、でも・・。い、いゃ。」
美香の足元に少しだけど液体のようなものが垂れていた。
教壇の中には男性教師の斉藤先生が隠れていて、美香に性行為を強要していたのだ。
だけど俺はそのことに全然気づかなかった。
「ま・・まさか君も誰かに!?とにかくはやくでよう!」
そう言って彼女の手を引いた瞬間
「きしゃあああああ!!!」
教壇の中に隠れていた教師の斉藤が飛び出し、俺に掴みかかってきた。。
「うお!?」
とっさにモップの柄でガードする。奴は歯をむき出しにしながら掴みかかる。しかも美香を辱めてたためなのか下半身丸出しだ、完全に狂ってやがる。
この変態野郎・・・あ、でもそう言う俺だって、さっき幽霊の誘いに乗ったとは言え、椎名を面白がって指マンしてたんだっけ・・・。
「俺の・・・・邪魔を・・・すんじゃねえ!!!」
斉藤は普段のやつからは考えられない馬鹿力で俺を押さえつけてきた。さすがの俺もこれ以上は耐え切れそうに無い。これはマジでやばいかも・・・そう思った瞬間
「ぶご!?」
突然斉藤が悲鳴を上げ、同時に腕の力を抜いた。そのまま覆いかぶさるように俺にのしかかってきた。
「うわ!気持ちわりいんだよ!」
あわてて押しのける。
「はあ・・・はあ・・・」
目の前には美香がリコーダーを持って立っていた。後ろから殴りつけたのだ。
「美香・・・ありがとう、たすかった・・・」
「先生・・・なんであんなことを・・・もう誰も信じられないよ・・・」
涙を流す美香。
「きっと悪霊に取り付かれたのかも・・・」

「さぁ、行こう。」
「だ、駄目だよ。」
「え?なんで?」
「そのトビラ外側からならすぐ開くけど、中からは開かないの。きっと、私と悪霊さんがセ、セックスしないと。開かないみたい見たい。」
「まさか・・。」
変な話だけどトビラは少しも開かなかった。ほんとに、悪霊が俺たちを閉じ込めてるのか?

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