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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 981

「うん…それは言われなくても分かっているよ…」
ばつが悪そうに鼻頭を掻く可憐…

「やっぱり可憐と赤羽根くんってそういう関係?…」
そんな噂は何処からともなく舞の耳にも届いていた。

「そういう関係って何よ…?、男と女なんですもの…あって当たり前じゃない…」


可憐の本当の彼氏である水上直矢はあの一件以来可憐を抱いていない。
あの状況だったら仕方ないことなのかもしれないが…
可憐が満たされなくて欲求不満になるのは当然のこと…

「彩花は多分知ってると思う。それでも何も言わず私に…」
「可憐の気持ちはわかるよ」
旬がもしそうなったら舞は…自分だって同じようにするかもしれない。

可憐と別れ、しばらく1人で歩き、旬との待ち合わせ。
久々に会う彼はいつもと変わらず待ってくれていた。

「ごめんねぇ、私がテスト終わったからって、会いたいだなんて無理言って…」
黒獅子がまだテスト期間中なのは、やっぱり気になる…

「何言ってんだよ…俺は舞が“会いたい”って言ってくれるをずっと待っていたんだぞ…」

「でも…旬は勉強しなくていいの?…」

「勉強?…俺は黒獅子だぜ…テストも授業も、真面目に受ける奴なんていやしないさ…」

授業も、なのね…
以前伊織と香音が知り合ったという黒獅子の新任教師の人は大丈夫なのかなぁ…と考えてしまう。

「今はいいけど、将来とか考えないとさ」
「俺は今を楽しむのさ」
旬は立ち上がって舞を背後から抱きしめる。

言ってみたら旬は“蟻とキリギリス”でいうキリギリスってことか…
考えてみると黒獅子で大学に進学する子なんていないんだろうから、それも仕方ないのかな…?

「旬は高校卒業したらどうするの?…専門学校とかいくの?」

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