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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 994

卑猥な妖気がダダ洩れである。
志水は思わず苦笑いしてしまう。
欲望に素直なのは良いことだ。だが、少しだけ困ったことがある。
妖力を抑えることが出来ないという事は、周囲の人間にも影響が出てしまうということだ。それにより相乗効果が発生して、より強力な妖力が生まれてしまっている。
志水は彼等から距離を取り、妖力の流れを観察する。プール内の空気が震え始めていた。
「これは…凄いな…」
志水は目の前の光景を見て息を飲む。
男子生徒達の身体を中心にして渦巻く妖力の奔流。それはまるで、嵐のように激しく荒れ狂っていた。
やがてそれはプール全体を包み込み、水面を激しく波立たせる。その荒波は一瞬にして三校の男子生徒達を包みこんでいった。
妖気の嵐は更に激しさを増していく。
プール内に存在する全ての物質が振動し、軋むような音を発していた。
大規模な力のうねりはやがて一点に収束していく。プールの中心で黒と青と赤の激しい輝きを放つ妖気の塊。
それはまるで小さな太陽の様だった。
バチンバチンと音をあげながらぶつかり合う三つの力。それがプール全体を包み込んでいた。
その様は正に神秘的としか言いようがなかった。
その三色の光の中で、男子生徒達は恍惚とした表情を浮かべている。それはまるで、神々しい光の中で祈りを捧げているかのように見えた。
だが、そんな彼等の競パンは既に強烈なエネルギーによって消失しており全裸になってしまっている。
剥き出しになった陰茎から放たれる眩いばかりの光が周囲の空間を歪めていた。
志水は彼等の様子を静かに見つめる。
凄まじい力だった。これほどまでに強大な力を持つ者など滅多にいないだろう。
特に稲田の精気の強さには目を見張るものがあった。彼の全身には膨大な量の妖力が漲っており、その圧倒的な黒色の力は次第に他の二色の妖力を侵食して広がっていく。


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